内容説明
わたしたちの体の形をつくり、支えているのは骨格です。骨格は大きさや形のちがう、およそ206個の骨でできていて、脳や内臓を守るとともに、筋肉といっしょになって、わたしたちのいろいろな動きを可能にします。この巻では、そうした骨と骨格のしくみを、たくさんの写真やイラストをとおして科学的に説明します。
目次
骨格はわたしたちの形をつくる生きている枠組
骨格は大きくふたつに分けられる
強くて軽い骨の構造の秘密
脳と目を守り、顔をつくる頭蓋骨
背骨と肋骨は骨格の中心部
上肢をつくるのは手・腕・肩の骨
骨盤は脚とほかの骨格をつなげる
脚と足が体の動きを支える
関節が骨格を動かす
関節の種類によって動きは異なる
骨は赤ちゃんのときから思春期まで成長する
折れても骨は自力でなおる
古い骨から過去がわかる
著者等紹介
細谷亮太[ホソヤリョウタ]
聖路加国際病院副院長・小児総合医療センター長。東北大学医学部卒業。テキサス大学癌研究所MDアンダーソン病院小児科クリニカルフェローを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふう
7
これ一家に一冊おすすめしたい。著者は医学部時代に一人に一体分の人骨標本を渡され、一年間一緒に寝起きしてたらしい(なぜか”一”ばかり出てきたな)。それって東北大医学部だけだったのか知らないけど素敵だわー(今はもうこの慣習?ないらしいけど)。2024/12/23
lonely_jean
0
体中にこれだけたくさんの骨があるということにも驚いたが、それらにさまざまな繋がり方があることを知ったのが大きな発見だった。関節にはいろいろなタイプがあり、その違いが動き方の違いとなる。考えてみれば当たり前のことだが、それを意識しながら指や腕、足などを動かしてみるとおもしろい。2020/09/08