内容説明
1888年に設立されて以来、世界中で自然、地理、歴史などの調査をつづけてきた、米国のナショナルジオグラフィック協会。そのナショナルジオグラフィックで、長年動物を観察してきた研究者やカメラマンによってつくられたのが、この本です。実際の観察の様子をまじえ、はくりょくある写真でみりょくあふれる動物たちのありのままのすがたを伝える、子ども向けの新しい動物シリーズです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春ドーナツ
16
小学生低学年の頃、田んぼでおたまじゃくしを捕まえた。団地のベランダ(5階)に水を張ったたらいを置いて飼い始めた。後ろ足が出てきた晩に集団脱走したことが翌朝に判明。本書を読むまでは、となりのベランダとの境界線にある防火壁の下から溝沿いに逃げたと考えていた。ある種の木登りカエルは、幹を伝って用を足すとジャンプして地面に着地するらしい。体重が軽いため重力の衝撃から免れているのだ。それは一瞬のことなので捕食者に狙われることもないクレバーな選択。もしかするとあのおたまじゃくしたちは5階から飛び降りたのかも知れない。2019/11/16
遠い日
7
カエルをじっと見ることなどなくなって、どれほどたつだろう。世界の珍しいカエルの紹介が楽しかった。世界最小のカエルのかわいいこと。毒をもつカエルの色鮮やかさには、目をみはる。毒がある種類のカエルは、食べられる心配がないから、ゆっくり歩くのだとか……。自然とは実によくできたものだ。しかし、温暖化の影響や乱獲により、カエルの絶滅する危惧が大とは、なんとも嘆かわしいこと。木登りするヤドクガエルの子育てには、感動させられた。生きるため、種の保存のためとはいえ、丁寧な子育てが組み込まれたDNAってすばらしい。2013/04/21
アズサ
1
世界にはいろんなカエルがいるんだな。背中にオタマジャクシをおんぶしたカエル、3キロもの巨大ガエルに興味を示していた。母はフルーツを食べるカエルに驚いた。アマガエルとヤドクガエル好き、3歳11か月2024/05/25
kana
0
小学校中~高学年向けで漢字にはルビが振ってあります。 内容・写真ともに素晴らしい!!!2013/12/12