出版社内容情報
2017年3月に生まれた、キリンの赤ちゃんを半年以上取材した写真絵本。世界一背が高いキリンは、成長すると4-5mになりますが、生まれた直後は約1.8m。成人男性くらいの身長です。ふだんは入れない獣舎の中や、貴重な出産シーンの写真も収録。巻末に解説付き。
公文健太郎[クモンケンタロウ]
写真
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanata
17
『ラッコのたんじょうびケーキ』でタッグを組んだ公文健太郎、高岡昌江、篠本映の絵本。天王寺動物園のキリンの赤ちゃんが誕生してわずか一日で亡くなったニュースに胸を痛めつつ読んだ。姫路セントラルパークのモモタは、まず立ち上がりお母さんと一対一の関係をつくっていく。そのうち、お姉ちゃん、お父さんとも遊ぶようになった。お父さんの皮膚のシワや毛の抜け具合とモモタのはっきりした模様の違いに目を見張る。キリンの26歳って老けてるんだなあ…。写真から物語がはっきり感じられることが素晴らしい。2018/05/27
しろくま
15
産み落とされたとき、本当に落ちるのだなぁ。生まれて2.3時間でしっかり立ち上がり、親子の絆を確かめるように触れ合ったり。成長していく姿が一つ一ついとおしくなります。すてきな写真絵本。2018/06/10
遠い日
12
3月3日生まれのキリンの男の子、モモタの成長を追う。細く小さな体で生後3時間くらいで、しっかりと立つ。お母さんにちゃんと世話されて、ぐんぐん大きくなるモモタ。お姉さんとお父さんにも、徐々に慣れていくことで、キリンのファミリーが成立していくところが感動だ。2018/05/31
猿田彦
2
キリンのお母さんがモモタを産む3月3日から11月までの写真記録絵本。アップで映し出されたキリンの親子の様子が可愛い。5歳の孫は何度も読んでとせがむほどのお気入りに。姫路セントラルパークで実際のモモタに会いたくなりました。2022/09/23
ととろ
2
たてがみの一本一本まで見える写真が、美しい。表紙裏の母キリンの大きなおなかの写真は、まるでキリンの赤ちゃんが透けて見えるようで、思わず触りたくなった。生命の神秘、美しさを感じる写真の数々が掲載され、大人でも十分味わえる写真絵本。それにしてもキリンの模様は、美しい。、 2018/06/29