出版社内容情報
海遊館のラッコのパタは、6月28日に21歳になりました。おばあちゃんラッコです。誕生日会の1日を通じ、どのような一日をすごしているのか、飼育員さんとの信頼関係等が見えてくる1冊。巻末解説では、野生や水族館でのラッコ事情を説明。
内容説明
1996年6月28日に、海遊館で生まれたラッコのパタ。2017年の誕生日をむかえ、日本の水族館で生まれたラッコの中では、国内最高齢になりました!
著者等紹介
公文健太郎[クモンケンタロウ]
写真家。ドキュメンタリーや広告などの分野で活躍中。2012年、日本写真協会新人賞受賞
高岡昌江[タカオカマサエ]
編集者・ライター
篠本映[ササモトアキ]
イラストレーター。短大卒業後、デザイナーとして勤務しながら絵を描く。動物を題材にした作品多数。出版・広告の分野で活躍中。絵本『もういいかい』をトムズボックスより発行。2000年・2010年、HBファイルコンペ特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
おばあちゃんラッコの誕生日のおはなし。可愛いだけでなく、現実がわかる内容です。最後のページには悲しいお知らせもあるんですが、親子で「ええ~イカの耳が嫌いなんだ」とか、「でもゲソは最後に食べるんだから大好きなんだろうねえ」とか盛り上がりました。この愛らしい動物がこれ以上数を減らさずに存在しつづけられるようにしないとなあ。2018/03/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
ほるぷの水族館シリーズ 1996年に海遊館で生まれたラッコのパタの写真絵本。21歳の長寿でしたが、残念のことに2017年に亡くなっています。水族館のラッコの数も年々減少していますが、北海道の海に住む野生のラッコも年々減り続けています。2022/05/25
遠い日
13
海遊館のパタを偲んで。個性的な子だったのですね。著者の高岡さんが危惧しているように、ラッコが日本の水族館で見られなくなる日が来るのでしょうね。2018/03/18
しろくま
9
ラッコの21歳の誕生日、日々の過ごし方、飼育員さんとのやり取りなどがかかれている写真絵本。ほのぼのとした気分で読んでいたら、最後のページで衝撃が。2017年6月現在、ラッコは日本の水族館に12頭しかいないそう。そして21歳を迎えたこの本の主人公パタも2017年10月に亡くなったのです。今後水族館でラッコが見られなくなってしまう日が来るかもしれないとは。。2018/04/22
Miyako
6
写真絵本。水族館のラッコのおばあちゃんの21歳のお誕生日のお話。ラッコのその後の話や、ラッコ飼育を取り巻く問題にも触れていて、なんだかしんみり。息子の感想は「1番長生きしたなんてすごいね」でした。ラッコの写真の愛らしさには癒されました!2019/03/10