出版社内容情報
水族館の魚って、どこからきたの? 世界一大きな魚ジンベエザメを、高知の海から大阪の海遊館まで運ぶ過程を取材した写真絵本。
【著者紹介】
水族館勤務ののち、フリーのカメラマンとして活躍中。両生類や爬虫類、水辺の生物、昆虫などを中心に撮影している。作品に「飼育員さんおしえて!」シリーズ(新日本出版社)、『生きもの つかまえたら どうする?』(偕成社)、『かえるくんどっちがどっち?』(アリス館)『てのひらかいじゅう』(そうえん社)など多数。
内容説明
水族館の魚は、どこからきたの?小さい魚なら、バケツや車ではこべる。でも、世界一大きな魚をはこぶとしたら…どうすればいいと思う?
著者等紹介
松橋利光[マツハシトシミツ]
水族館勤務ののち、フリーのカメラマンとして活躍中。両生類や爬虫類、水辺の生物、昆虫などを中心に撮影している
高岡昌江[タカオカマサエ]
フリーの編集者・ライター
宮野耕治[ミヤノコウジ]
大阪芸術大学舞台芸術科卒業。フリーのイラストレーターとして活躍中。おもに雑誌や広告の仕事を手がけている。2014年5月~2015年5月まで、毎日絵を制作するプロジェクトを完了。ふだんは旧街道を歩いて絵地図を描いたり、老舗BARや喫茶店のスケッチなどを制作。大阪成蹊大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Kawai Hideki
103
面白かった。高知県土佐清水市以布利の沖で網に引っかかったメスのジンベエザメ(体長5m、体重1トン)を、陸路はるばる460km離れた大阪の海遊館へのまで無事に運ぶプロジェクトを、ドキュメンタリータッチで追う写真絵本。輸送チームは「いきもののプロ」10人と「運ぶプロ」8人で構成。一番凄かったのは、ジンベエザメの飼育係の人達。何週間もかけて練習してサメを担架に誘導。海遊館へ着いて、サメが水槽に移ってからは、サメがお客さんに驚いたり、水槽のガラスに激突したりしないよう付き添って泳ぐ。見かけによらずデリケートだ。2016/02/27
kinkin
84
高知県の定置網にかかったジンベエザメを大阪海遊館まで運ぶについてその運搬方法や手順、必要な道具について書かれていた。10メートルを超えたジンベエザメを運ぶにはかなりの労力がかかっていることが分かった。子供向けに書かれているので仕方ないがもう少しジンベエザメの生態にも触れてもよかったと思う。それにしてもジンベエザメ、最大1560メートルも潜水することがあると書かれていた。まだまだ謎の多い生き物だ。2016/06/20
かおりんご
50
読み聞かせ(210)ジンベエザメの運び方は、初耳だったので、興味をもちながら聞いていました。初めて知ることが多くて、わくわくしたようです。2015/11/14
かおりんご
45
写真絵本。読み聞かせ用に借りる。説明が細かいので、どこまで読んで聞かせるかを考えねば。簡単に読んで、あとは一人読みにつなげますかね。お話としては、長目。2015/11/09
さおり
44
職場のための図書館本。高知県で網にかかったジンベエザメの海遊館までの運び方を、写真と文で説明した絵本です。どうやって運ぶのかとか今まであんまり考えたことがなかったけど、どうやらものすごく大変ですよ、これは。お子さんたちにはこの大変さは分かるまい、とか思ったけれど、まぁ私もよく分かってない。たくさんのプロが関わって成立しているってことが分かるのは、なんか良いなぁと思います。2024/02/18