内容説明
わたしなんか、だめなことばっかり。足の悪い女の子がまどの外を見ながらつぶやきます。それでも、おくびょうやたいくつにまけないよう目をとじてゆめを見ると、ふしぎな友だちがあらわれました。まどのむこうはどんな世界?そこで足の悪い女の子が見つけたのは、ささやかだけれどたいせつなことでした…。心をやさしくつつみこむスペインの話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
18
【小学校】足が悪くてベッドに寝たきりの女の子ホセフィーナが、みどりのノートに描いた空想の世界に入っていくお話。作者自身が10歳の頃に小児マヒになり、寝たきりの生活だったそうです。ちょっと長めで判りにくかったかな~。現実の世界に戻ってやるべきことをやった方が幸せになれる…と言いたいみたいです。2014/08/14
ゆるり
12
スペインの絵本。足の悪いホセフィーナ。おくびょうと、たいくつで面白くない毎日。それで夢(空想)をみることにしましたら。そこは、ジャンボな人や、でっかい鼻の人や、毛むくじゃらな人、色んな人が、楽しく助け合ってる世界でした。ずっと夢の世界に居たいけど、みんなは現実に帰ると言います。目覚めると、窓を開けて紙飛行機を飛ばします。ホセフィーナは、縄跳びや自転車やボール遊びは難しくても、おしゃべりや絵を描くの大好きです。見かけがどんなにちがっても、同じ心を持っていることを知りました。新しいお友達が3人もできました!2020/07/29