内容説明
ずうっと むかしだんじゅうろうと いう しばいじょうずのやくしゃが いたが、はやりやまいで しんでしまった。だんじゅうろうが あのよへのみちを あるいていると、まちかまえていたえんまさまに じごくへ いけと いわれた。ところが きゅうに えんまさまは きがかわって、しばいをみせろと いった…。この話は、熊本県、山形県、石川県などに伝わる原話を、軽快な語りと、楽しい絵で読者をじゅうぶん楽しませてくれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Smileえっちゃん
33
なんか読んだような気がしながら借りてきた図書館本。やっぱり面白い!あの世への道、広い道と細い道、分かれ道に来たら、細い道を選べばいいんだ(?)2023/09/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
何故か近郊の図書館に無く、購入してしまいました。素話で聞いて楽しかったのですが、少々語り方が違ってました。 【ごん助じいさまとえんま大王】という紙芝居も同じ内容ですが、そちらは熊本県の民話を基につくられたと、わしおとしこさんがおっしゃってました。 他の県でも似たような民話が語りつがれているんですね。2018/01/11
hananorasan
3
だんじゅうろうって名歌舞伎役者の団十郎のこと? 見事にえんまさまをだしぬいてしまう。この笑いは中学年以上かな。役者気分で調子よく読みたい。2016/06/08
ろみこ
3
気の毒なえんまさまのお話。地獄にまでなの聞こえた役者だんじゅうろうを裁くにあたり、一度その見事な芝居をみせてみろ!そしたら、極楽へ行かせてやろうとえんまさん。芝居は低いとこじゃできん、こんな白い装束じゃできん、とえんまさんの立派な着物を着込んで、だんじゅうろうがえんまさんの居場所である段の上へ。段を下りて、白装束をきたえんまさん…ただの死人になってしまった!お芝居は楽しんだけれど…あれまぁなんてこと‼︎かわいそう過ぎる〜と絶叫⁉︎の子供達でありました。2014/09/28
ふんじばる
2
えんまさんそんな悪い人じゃないのに最後代わりにじごくのかま送りにされるのがかわいそう。表紙のえんまさんはどっちのえんまなのか…。2016/01/22