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内容説明
江戸時代のお店を、のぞいてみましょう。小間物屋、薬種屋、人形屋、地本問屋、菓子屋、唐物屋、湯屋、ぼてふり。なにを売っているか、わかりますか?現代のお店とは、どこがちがうでしょうか?さあ、タイムスリップして、お買い物へでかけましょう!
著者等紹介
藤川智子[フジカワトモコ]
大阪生まれ。甲南大学文学部卒業。音楽講師を経て、イラストレーターに。『むしゃむしゃ武者』(講談社)で第24回講談社絵本新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
132
子供向けというよりは、時代小説が好きな大人向けの本といってもいいのではないでしょうか?このような絵本の小型のものがあればいつも手元に置いてみることができていいと感じました。カラフルでわかりやすくことばの定義などもしっかりわかる気がします。2や3も読んでみようという気がしました。2017/09/03
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
102
江戸時代にタイムスリップしてお店巡りする絵本。紺色に染め抜かれた暖簾を潜ると情緒たっぷりの品揃え。小間物屋に並んでいる化粧小物は、今でも神楽坂あたりで売っている。薬種屋、人形屋、地本問屋、菓子屋、唐物屋、湯屋、ぼてふり……。江戸風俗のていねいな解説もあって、勉強にもなる。ところで、「~屋」という呼称が現代では差別語にあたるという解釈は、実家が「花屋」の自分には肌感覚では分からない。もちろん仕事では言葉の選び方に気をつけているけど、プライドを持って「~屋」と名乗っている人も多いのに。この時代の言葉は好きだ。2016/07/19
mocha
101
江戸時代のお店屋さんをイラストで細かく紹介した絵本。時代劇を観ない子どもたちが多くなった今、こういう絵本はありがたい。大人でも時代小説を読むときの助けになりそう。薬種屋では「しゃばけ」の長崎屋を想像した。物覚えがよくなる〈読書丸〉なんて薬もあったとか。ぜひ飲んでみたい。唐辛子のキグルミを来た七味のふり売にびっくり。ショーケースがない時代のお菓子屋さんはちょっと寂しいな。2016/09/23
ままこ
81
尻尾短い白猫と共に江戸のお店屋さんをぶらり。店内の様子や品物が絵と共に分かりやすく解説されている。赤ふくろうかわいいな。欲しい♡へぇ〜お歯黒道具ってこんなセットになってるのか。町中の様子も活気に満ちている。ちょうちょう売りは何故八折れ編笠被ってるんだろう?なんか妖怪ぽい。2022/07/08
fwhd8325
70
落語や時代小説に接していると、ぼんやりとイメージすることはできるけれど、はっきりと見てきたようなことと結びつけることができない事があります。この絵本は、江戸時代の市井の暮らしの様子を見せてくれます。絵本として描いていますが、図鑑としても使える資料です。2016/05/05