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内容説明
人間と自然との交感のすがたを描いた、宮沢賢治の傑作童話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
44
森と人、住む生き物の融合が愛おしかったです。2021/12/09
ミエル
21
岩木山の麓、小岩井農場の奥の森と入植者たちのお話。具体的な場所の記述に沿って、地図で確認しながら読むと楽しさも増した。入植者たちを敵とみなさない自然のおおらかさ、礼を尽くす人間たちの良好な関係が真っ直ぐでまぶしい。そこそこ近年まで、自然とともに生きる人達には森や動物と話が出来る力があったのかもしれない、とわりと本気で思ってしまった。2022/06/22
ネジとサビ
10
新しい土地へ入植する男たちが、森に住んでも良いかと聞くと、ようし。とかいいぞお。などと答える個所が好き。 狼が悪さをするのか?否。ではいよいよ盗森の大きな男が悪さをするんだな。という予想はことごとく裏切られ、爽やかな読後感。森や獣たちとの言葉の掛け合いを繰り返し読みたくなる。 宮沢賢治の作品、まだまだ知らないものばかりで、これからも一つずつ味わって読み進めたい。2020/09/29
けいねこ
6
まだ人が、世界で一番偉いのは人間だとは思い込んでいなかったころの、人と森と森に棲むものの物語。礼を尽くせば相手も礼をもって遇してくれる。2022/02/25
kino
3
ほぷる社、絵は津田櫓冬。小学生の教科書以来の再読。開拓する農民と自然のお話。人間は自然の恵みあって生きていて、それにきちんと感謝しなくてはいけないと思った思い出があります。人間味溢れるお話がとても好き。なんど読んでもいいなあ。2016/01/24