出版社内容情報
シカゴ美術館に展示されているミニチュアルームは、実物の12分の１で完璧に再現されている。ルーシーたちは、その中に入っていける魔法の鍵を手に入れ、思いがけない冒険をすることに……。
内容説明
アメリカのシカゴ美術館には、子どもにも大人にも大人気の展示がある。実物の１２分の１の大きさで作られた、６８部屋のソーン・ミニチュアルームだ。細部まで完ぺきに再現された豪華なミニチュアルームにあこがれるルーシーとジャックは、その中へ入っていける魔法の鍵を手に入れ、思いがけない冒険をすることに…。
著者等紹介
マローン，マリアン［マローン，マリアン］［Ｍａｌｏｎｅ，Ｍａｒｉａｎｎｅ］
米国生まれ。イリノイ大学卒。アーティスト、美術教師。３人の子どもを持ち、長女が中学校へ入学した際に、長女の親友の母親と共同で女子中学校を創立した。現在は夫とともにイリノイ州アーバナに住んでいる。『１２分の１の冒険』でデビュー
橋本恵［ハシモトメグミ］
東京生まれ。東京大学教養学部卒。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
74
再読。シカゴ美術館に展示されているソーン･ミニチュアルームを舞台としたファンタジー。驚くほど精緻に作られた12分の１サイズの世界を、魔法の鍵で小さくなったジャックとルーシーが冒険する。いくつかの部屋はタイムトラベルの入口になっていて、１巻ではフランス革命や魔女裁判の時代を垣間見る。現実の世界のドラマもしっかり作られていて面白い。13cmの身長でゴキブリに出会ったらとんでもなく怖いだろうな！2019/05/17
みやび
10
シカゴ美術館に展示されているミニチュアルームで魔法の鍵を拾ったルーシーとジャック。2人は鍵の魔法で小さくなり一晩だけの冒険に出る。このミニチュアルーム、調べたら本当にシカゴ美術館にある。その精巧さたるや素晴らしい！家具や小道具など壁に掛かっている絵まで、その再現度が実際に人がいて住んでいたみたい。真実は大切だ、でも謎だって人生の一部だ、という所が印象的。時には解明されない謎があったっていい。それが人生を楽しくする事だってある。2020/05/31
百万石のマルコ
6
実際に豪華なミニチュアルームを見たことのない（私のような）人のためにいくつかのミニチュアルームの図版が欲しかった。映画で見たい内容かも。2011/04/05
ポラリス
5
読みやすくてテンポも良い、難しい部分等もなく正に児童向けという感じ。面白かったです。沢山のソーンミニチュアルームを頭に想い描きながら読み進めました(一部写真有り)。何よりもまず主人公二人の行動力にびっくり。お互いを信頼してるんだなあ。続編も読もうと思える作品でした。黒光りの巨大Ｇにはひぇぇとなったけど。作者さんのあとがきに、誰や何が実在していて何が創作かがはっきり書かれていた点も良かったです。いつの日かシカゴ美術館にいかねばー！2016/03/05
サラサラココ
3
図書館の新刊コーナーで手にした。といっても発刊は2010年だから読まれて新調されたのかなと期待。舞台はシカゴ美術館。サイズや時空が変わった作り込まれたミニチュアルームの世界。主人公はクラスメートの男女だけど、さっぱりした雰囲気でこどもも読みやすそう。続編も読みたいそうだ。2021/07/13
