内容説明
英国情報局の裏の組織、CHERUB(チェラブ)は、17歳以下の子どもが活躍する極秘のスパイ機関。カルト宗教団体サバイバーズが、国際的なテロ組織と関連のあることをつきとめた英国情報局は、チェラブに潜入捜査を要請してきた。マインド・コントロールされたふりをして信者になりすまし、カルト教団への潜入を試みるジェームズたち。数百人が共同で生活する教団のコミューン内部は、嘘で塗りかためられた世界だった…。
著者等紹介
マカモア,ロバート[マカモア,ロバート][Muchamore,Robert]
1972年、英国のロンドン生まれ。私立探偵として活躍していたが、「読みたい本がない」というおいっ子の不満を聞いてこのチェラブシリーズを書いたところ、ベストセラーに。シリーズ最初の本『スカウト』は、イギリスの子どもたちが選ぶチルドレンズ・ブック賞ほか、多くの賞を獲得した。13年間、探偵の仕事をつづけたのち、現在はロンドンで作家業に専念している
大澤晶[オオサワアキラ]
大阪外国語大学(現大阪大学)卒業後、新聞記者を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さゆ
18
ジェームス、やるじゃないか。今度は一度もキレなかった。怒りに我を忘れてしまうのがジュームスの一番の欠点だったけれど、今回はそれを抑えることが初めて出来た。今回のミッションでローレンが破格の昇進をするけれど、どうしてなのか、イマイチ説得力に欠ける。それにしてもカルト宗教団体の描写には、我が国にも似たようなものがたくさんありそうで、怖かった。たいした道具も知識もなく、洗脳って、そんなに簡単にできるのかと正直、怖かった。2011/11/11
スケキヨ
12
今までと比べて『勢い』だけで進められず、慎重に慎重に、チャンスが来るまで耐え忍んで…という内容に加え、閉鎖された宗教施設に長期間潜入という息苦しいミッションでした。ひとつの思想が蔓延した場所に居つつ、マインドコントロールされないようにするのは想像しただけで苦しいです。デーナが好きなので彼女の活躍は嬉しいです。そしておめでとう~♪ジェームズも成長していて一度も暴走することがなくて良かったな。ローレンの昇格ですが、簡単過ぎて正直黒シャツの価値が低くなりました。物語の最後には必ずご褒美をって様式美でしょうかね~2013/02/11
チョコ★@1年ぶりです
8
今回のMissionはとても複雑で、難しかったです。でも、みんなの活躍が多かったし、デーナのネイビーへの昇格、ローレンのブラッグへの昇格、ラットのチェラブ入りと、おめでたいことがたくさんで、一緒に喜んでました!!ローレンすごいっ!2011/04/04
ほたぴん
4
今度ばかりはマズイんじゃないかと思って、シリーズ史上最大のハラハラでした(^^;;今後のラットの活躍に期待2014/01/22
にま
4
今回はカルト教団に潜入したジェームズたち。今回はジェームズの妹、ローレンが大活躍です。ジェームズも随分大人になってきたのか、まずい行動もあまりなく、安心して読めたかも(笑) 新しい仲間が増えて、チェラブの今後がますます楽しみになりました。2009/11/28