内容説明
両親を失ったジェームズは最愛の妹ローレンとも会えなくなり、つらい毎日をおくっていた。そんなジェームズの前に、CHERUB(チェラブ)を名乗る組織があらわれる。チェラブは、子どものスパイ機関。大人では果たせないようなミッションを果たす、英国情報局の裏の組織だ。そこで活躍するスパイは、皆17歳以下。ジェームズたちの危険な任務が、いま、はじまろうとしている―。テロをくいとめろ!私立探偵が読書ぎらいのおいっ子のために書いた英国でベストセラーのスパイ・アクションシリーズ!!チルドレンズ・ブック賞受賞作。
著者等紹介
マカモア,ロバート[マカモア,ロバート][Muchamore,Robert]
1972年、英国のロンドン生まれ。私立探偵として活躍していたが、「読みたい本がない」というおいっ子の不満を聞いてこのチェラブシリーズを書いたところ、ベストセラーに。シリーズ最初の本『スカウト』は、イギリスの子どもたちが選ぶチルドレンズ・ブック賞ほか、多くの賞を獲得した。13年間、探偵の仕事をつづけたのち、現在はロンドンで作家業に専念している
大澤晶[オオサワアキラ]
大阪外国語大学(当時)卒業後、新聞記者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
32
数字関係はめっくら滅法、強いけど「遣るべきことが後にどのような善悪を問われるのか」がすぐに判断できずに後に後悔するジェームズ。そんな彼が17歳以下の子供だけで構成されるスパイ組織、CHERUBにスカウトされる。鬼で少々、大人気のない教官の扱きやパートナーとの関係の罅を超えた彼に下された初ミッションはテロの阻止。少年の揺れる感情を描きつつ、「一部の幸福に多くの不幸が礎となっている中、人道的な考えは適応できるといえるのか」といった命題も提示されているのが侮れません。武術は凄腕だけど可愛いブルースが好きです^^2013/02/23
スケキヨ
21
あさのあつこ著『復讐プランナー』にて推薦されていたので読んでみました。英国情報局の裏の組織「CHERUB」。エージェントは全員10歳~17歳までで捜査官として世界各地で活躍している。いやー面白かった。シリーズ一巻目なので入門編な感じです。組織の設定などの土台部分が綿密に組み立てられていて大人でも楽しめます。やんちゃな部分もあり、世の中の流れで疑問に思ったことと素直に向き合える主人公のジェームズがこれからどう成長するのか楽しみです。こういうワクワク感、好きです。2012/11/02
さゆ
20
どーせ、今どきありがちなシリーズものの児童書なんでしょ、などと思いながら仕事のために読みはじめましたが、が、それが、結構面白かったです。単純な勧善懲悪などではなく、主人公ジェームスが最初のミッションで自分の仕事に疑問を持つところは、へえーと感心しました。なんだか7巻まで出ているのかな?この先が楽しみかも。2011/10/01
seacalf
18
007シリーズ大好き、スパイ・キッズも好きだったから、『英国情報局秘密組織チェラブ』もいけるはず!うん、なかなか面白い。英国のみならず日本の若い衆にも大人気らしい。なるほど、思春期な人達の気持ちをくすぐるしかけやアイテム、展開がふんだんに用意されていて、うまく練られていること。主人公ジェームズは、やんちゃ坊主で数学の天才、早くもモテ男の片鱗あり。シリーズ1作目なので、彼の求心力がまだいまひとつだけど、今後は加速度的に面白くなるとのこと。映画化されるらしいので、日本でも公開になる前に続きを読んでみたい。 2016/09/09
チョコ★@1年ぶりです
15
5回目くらいですが、何度読んでも面白い!!引き込まれます!入るときのテストとか基礎トレが好きです。でも、会って3分でKissは・・・。外国ってそんなに軽いんですかね?そういえば、映画化の話はどうなったんでしょう?2011/03/20
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