内容説明
14歳の女の子のゆれる心を日記形式で生き生きと描くネストリンガーの意欲作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるな
8
オーストリアの14歳の少女・ユーリアの、学校と恋と家族のお話。 ちょっとしたことでイライラしちゃったり、ずる賢かったり、かと思えば優しさや誠実さを持っていたり……そんなユーリアが愛しいな、かわいいな、と思いながら読んでました。訳者あとがきを読んで知ったのですが、オーストリアの社会文化や教育制度は日本と結構違うんですね。そういったことを知れたという意味でも、読んでよかったと思う一冊。2019/04/24
そら@真面目にダイエット中
1
ユーリアの両親は離婚していてパパとは週に二回しか会えないし、パパとママは会えば必ず喧嘩になるし、一緒に暮らしているママは自分の気持ちを全然わかってくれない。そんな不安・不満をユーリアが日記に綴っている形式で書かれています。夏のバカンスでは一波乱、ユーリアが毎朝電車を待ってる時に会う男の子に対する気持ちも膨らむし、事件色々、気持ちは毎日不安定、それにユーリアの発言や考えている事や発想が面白く、離婚した両親の事や年上の彼氏の事、思春期の心の揺れやひと夏の心の成長やなんかもうまく表現されています。2009/07/30
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- 和書
- ありがとう