内容説明
1962年、農薬の複合汚染を警告したカーソンの『沈黙の春』は、大論争を巻き起こした。エコロジーと自然保護を初めて関連づけて、環境汚染を告発した彼女は、また優れた海洋科学者の草分けでもあった。文学と科学を結びつけ、“自然の修道女”とよばれたカーソンの清廉な生涯を綴る。
目次
1 騒がしい春
2 スプリングデールのオアシス
3 運命とつながる海へ
4 ライフワークを見つける
5 海がべストセラーに
6 真実に直面して
7 カーソンの目に映った真実
8 伝説の人へ
レイチェル・カーソン略歴
カーソンの子供たちと共に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
3
『沈黙の春』が出版されるまでのレイチェルの歩み。自然を愛し・・・海や生物のお話を出版、研究・・・そして大きな力との戦い?!(農薬会社、政府、出版社・・・)時の大統領を動かした情熱。諦めないで着実に行動し、農薬の危険性を世界へ!科学の発達は止められないが、自然の大切さを問い続ける事の重要性。『沈黙の春』は50年以上前に出版された本ですが、今でも未だ色あせる事のない話。原発や原爆問題にも警鐘・・・。2011/07/03
Qtaro
0
とてもワンダフルな、自然への暖かい気持ちを育ててくれる本。2012/08/19