感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
3
初出1973年(講談社)を訂正・削除で再構成 『玉砕命令が出て生きているということは死刑』 自決や再突入を強いた命の軽視 1985刊2018/11/27
HIROaiz
0
戦争体験者である水木しげるさんが、どのようにそれを表現しているのかな、と水木さんが亡くなったおりに強く興味を持って図書館で予約した本。予約数がたくさんあり、やっと読めた一冊。たくさんいる登場人物が、簡単に姿を消していってしまうことの連続で、そしてこれが実際に起こっていたんだろうな、と思うと怖くて仕方ない。最後の5ページくらいは壮絶で、もうずっしりときてしまった。読んでおいて良かった。たとえ少しばかりの知識だとしても、知らないままではいたくなかったので。2016/10/01