内容説明
トディは、ほかのあかんぼうとなにもちがうところはなかった―ただひとつをのぞいては。「ただひとつ」というのは、トディは、おおきなおおきな、すっごーくおおきなおかんぼうだったということだ…!小さな体でも、家族みんなをふりまわすくらいビッグな存在感があるのが、赤ちゃんというもの。その赤ちゃんが、もしも信じられないくらい大きかったら…?おとなも子どもも思わず笑いだす、ユーモアたっぷりの絵本。
著者等紹介
ホークス,ケビン[ホークス,ケビン][Hawkes,Kevin]
米国のイラストレーター、絵本作家。メイン州在住
尾高薫[オダカカオル]
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
22
自分が表紙借りをしておきながら、中を見て「おかあさんちっさい…」…ま、そうだよね、ナンセンスだよ?楽しもうよ?2018/07/24
ラグエル
13
おむつかえるのもひとしごと、じゃないだろう、このページから食事や排泄など、ただごとではないというところまで、すぐには考えが及ばないでしまっていた。ウルトラマン研究序説を思い出す。殺した怪獣の処理は誰が責任もって行うのだ、みたいな話。2013/04/20
ケニオミ
11
この坊やの大きさ、尋常じゃありません。コウノトリが運んで来た時から大きく、コウノトリが泣きそうになって運んでいました。オムツを替える時がすごい!クレーンで(たぶん)足を吊り上げ、消防署の放水隊でおしりを洗い、なんでお尻を拭くか知りませんが、ヘリコプターで吊り下げたベビーパウダーをかけるほどです。ウンチの臭いも尋常じゃないみたいで、現場の人の一部は頭をスッポリ覆うマスクをしています。この坊やにかける育児の手間暇がすごいです。たっぷりの愛情を受けて坊やはすくすくと大きく・・・大きく育ってほしくないかもね。2014/05/05
遠い日
9
どんなに大きくても、赤ちゃんは赤ちゃん。みんなが苦労しながらも、愛してやまないようすがちゃんと伝わってくる。お世話も尋常ではないけれど、やっぱりかわいさには叶わない。赤ちゃんの「存在感」たっぷり!2014/08/02
あんみつ
7
普段みているものが極端に大きくなったりその反対だったりするとなんだかわくわくしませんか?このお話のぼうやはとってもとっても大きいんです。両親は普通の大きさなのに。生まれた病院から退院する時だってトラックの荷台に乗せて。オムツの交換は防護服着てクレーン車出動(笑)大きい上にわんぱくだからもう大変!だけど周りのみんなの反応はいつも温かい。赤ちゃんのお世話って実はすごく大変なのよね。こうやって町のみんなで助け合って育てていけたら素敵だなぁ。2014/01/07