内容説明
ウォルターとダニーが公園でみつけたゲーム「ジュマンジ」。一見なんのへんてつもないゲームだったが、その下にはもうひとつ、「ザスーラ」という呪われたゲームが隠されていた。サイコロをふり、ゲームを始めた二人を待っていたものは、予想もしなかった危険で奇妙な冒険だった…。前作「ジュマンジ」に続く、コルデコット賞受賞作家オールスバーグの傑作絵本。
著者等紹介
オールスバーグ,クリス・バン[オールスバーグ,クリスバン][Allsburg,Chris Van]
1949年アメリカのミシガン州生まれ。デビュー作『魔術師ガザージ氏の庭で』(ほるぷ出版)で、ニューヨーク・タイムズ1980年度最優秀絵本に選ばれ、同年コルデコット・オナー賞を受賞。その後、1981年の『ジュマンジ』(ほるぷ出版)と1985年の『急行「北極号」』(河出書房新社)で、2度のコルデコット賞を受賞した
かねはらみずひと[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。法政大学英文学専攻博士課程修了。法政大学教授。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
135
この「ザスーラ」は映画を昔見ていて、最近原作がジュマンジと同じのオールズバーグであることを知りました。やはりこの本も単色の細密画のような感じの絵本で読んでいて楽しくなるような素晴らしい本であると思いました。ただ子供が読んでわかるのかなあという懸念が少し残りました。YA向けなのでしょうか?2016/04/02
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
98
映画になった『ジュマンジ』の続編。ウォルターとダニーの兄弟が公園で見つけたゲーム盤。サイコロを振って、コマを地球から紫色の星〈ザスーラ〉まで行って戻ってくるルール。ダニーがサイコロを振ると、そこは……宇宙空間でした。流星群が降ってきて、子供部屋は無重力状態に。狂ったロボットや宇宙人もやって来て、早くゲームを終わらせないと絶体絶命のピンチ! モノクロの点描で描かれた絵は構図といい、リアリティといい迫力満点。エンターテインメント絵本。翻訳は金原瑞人氏。2003年9月初版。2015/03/01
nakanaka
84
迫力と不気味さのある絵に息子たちも惹かれてはいたのですが話の内容については理解できていないようでした。偶然見つけたボードゲームによって不思議な世界に入り込む辺りは何かの映画で観た設定だなと薄々感じてはいましたが「ジュマンジ」の原作者なんですね。というかこの絵本自体が映画になっているようです。観てみようかな。ゲームの世界に一人残された弟はどうなったのか気になります。2017/06/03
野のこ
55
なんだっけ…ロビンウィリアムスの映画の、、とあとがきを読んで、あぁそうそう「ジュマンジ」!と思ったら同じ原作者だと知りました。紫色の星ザスーラに行くサイコロゲーム。男の子はこうゆう冒険もん好きかも。白黒の点描のようなタッチは迫力があってちょっと怖いくらいでした。兄が弟の鼻んなかにぐいって引っ張るのはめっちゃ痛そう…でもゲームのお陰(?)で優しい兄になって良かったです。あと両親が子供たちを残して家を空けるのはちょっと心配かも。 2018/02/02
♪みどりpiyopiyo♪
54
日常に潜む異次元を ちょっとひやっとするお話にして見せてくれる C.V.オールズバーグの絵本は、見つけるとついつい読んじゃいます♪ こわいの苦手だけど、このくらいのひやっと感は、ギリギリ楽しめます 笑。■ウォルターとダニーが見つけたゲーム「ザスーラ」。 一見何のへんてつもないゲームだったが… ■映画にもなった前作『ジュマンジ』の続編です。これも映画になりましたね。予想もしなかった危険で奇妙な冒険。最後、家に置いて来ちゃったダニーはどうなったのー?! (2002年)2020/04/09
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- 和書
- 魔術師 〈下〉 文春文庫