内容説明
ジョージーのあたらしいベッドは、ちいさなふるいベッド。そのおんぼろベッドには、「このベッドがあればどこへでも旅ができます」と書いてあった。ジョージがおいのりのもんくをとなえると…。子どもの夢みる力を羽ばたかせる、ジョン・バーニンガムの愉快な最新作。
著者等紹介
バーニンガム,ジョン[バーニンガム,ジョン][Burningham,John]
1936年生まれ。現在、最も注目される絵本作家のひとり。1964年はじめて手がけた絵本『ボルカ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』(ともにほるぷ出版)で再度受賞した。1971年には、80日間44000マイルの世界一周旅行をしたおり、日本にも立ち寄り、それが絵本『80日間世界一周』となった。また、『おじいちゃん』(ほるぷ出版)は、クルト・マッシュラー賞を受け、アニメーション映画にもなり、人気を博している
長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
58
なんて夢のある素敵なお話でしょう♡ 寝る前にぴったり☆ ■ ちいさなジョージーがパパと一緒に古道具屋さんで買ってきた古いベッドは 魔法のベッドでした。お祈りの文句と魔法の言葉。野を超え 町を超え、異界に遊び 友達もできて。■大きなお月さまの下で おやすみ前のお話をするところが、もうもう キュンキュンです♡ 男の子が主人公のお話にも こんな優しい場面が出てくるところが なんだか嬉しく感じました。最後の語りかけも優しくて (ღ′◡‵)2016/07/25
パフちゃん@かのん変更
55
中古で買った古いベッド、「このベッドがあれば、どこへでも旅ができます」と書いてあった。お祈りの言葉を唱えると、ベッドはどこへでも飛んで行けるのだった。ところがジョージが留守にしている間におばあちゃんが古いベッドを捨てて新しいきれいなベッドを買ってしまった。ジョージは・・・。こんなベッドがあるといいですね。ドラえもんの道具みたい。2015/02/17
かおりんご
45
読み聞かせ(244)この本は、英語で読んだ方が面白いと思います。おばあちゃんが、勝手にベッドを捨てちゃう場面には、ブーイングの嵐でした。2014/12/10
リコリス
38
ベッドが小さくなっちゃったジョージーはお父さんと一緒に古物屋さんで不思議なベッドを見つけます… こんなベッドがあったら夜更かしよりも寝る時間が楽しみになるだろうな♡バーニンガムの柔らかなイラストとお話が心地よい絵本。 魔法の言葉はさて、なんだったんだろう?2021/06/05
gtn
31
ベッドは自分だけの世界。よりそのテリトリーに浸りたいがために、他人の思いのこもった古物を手に入れたのだろうか。結果的にその目論見は正しかった。しかし、誰しもそれを理解するとは限らない。しかも、その無理解者が善意なほど悲劇は大きい。2020/04/09