内容説明
きょうは、おひっこしのひ。あたらしいいえで、ロラはなんだかおちつきません。パパとママにだっこしてほしいのに、「いそがしいからね」とかまってくれません…。ちいさなハムスター、ロラのかわいい絵本。やさしい気持ち、あたたかな読後感がひろがります。大好評シリーズ第4弾。
著者等紹介
ノラック,カール[ノラック,カール][Norac,Carl]
1960年、ベルギー生まれ。大学でフランス語を教えるかたわら、詩人としても数々の作品を発表。ベルギーやフランスをはじめ、アメリカ、ヨーロッパで絵本作家としても静かな人気を呼んでいる。ユーモアとやさしさあふれる絵本は、子どもの内面によせる彼の関心の強さがうかがえる
デュボア,クロード・K.[デュボア,クロードK.][Dubois,Claude K.]
1960年、ベルギー生まれ。リェージュの美術学校で学ぶ。現在は、イラストレーターとしての仕事をこなしながら、大学でも教鞭をとっている。印象派に影響を受けたイラストは、そのあたたかな色彩とやさしい筆づかいで好評を得ている
河野万里子[コウノマリコ]
1959年生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科を卒業。1993年には国際翻訳賞新人賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
41
大好きなシリーズですが、あら、こちらは4巻目。3巻目を飛ばしてしまったようです。ロラ一家はお引越し。忙しい両親にロラは寂しい。そんなロラがとった行動は、実に可愛い。くたびれきったご両親にとって、こんな嬉しいことはないでしょう。甘えん坊さんは、時々は困り者ですが、やっぱち可愛い。2020/11/02
ヒラP@ehon.gohon
31
タイトルからはちょっと予想できない展開でした。 お父さんもお母さんも、子どもを無視しているわけではなかったんですね。 お引っ越しのような環境の変化は、子どもにとってはとてもストレスです。そして、親にしても大変な作業に違いありません。 心のゆとりが無くなるのもしようがないかもしれません。 でも、ロラのハグはとっても効果的でした。 みんなが我を取り戻しましたよ。2021/04/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
22
ハムスターのロラのシリーズ。 引っ越しの日パパもママも片付けで忙しそう。落ち着かないロラは、くたびれてソファーでぐったりしているパパとママに「わたしがだっこしてあげるよ」という。ロラが言うように「げんきになるまほう」げんきになるまほうもらいました。2020/01/08
しげ
7
ああ、ロラの不安で甘えたい気持ちもわかるし、パパやママの「ちょっと今日はカンベンしてよ…」っていう気持ちもすごくよくわかる。どちらのガマンも爆発することなく、最後には上手い具合におさまったので安心しました。ロラがお気に入りのタオルに話しかける場面が好きです。2013/09/10
喪中の雨巫女。
6
《図書館‐通常》甘えたいけど、我慢しなきゃ。ダメだよ。2012/11/08