内容説明
グンナルはきこりの子。でも、もみの木がこわいんです。パパは、グンナルにえだをきりおとすれんしゅうようにちいさなもみの木をくれました。このもみの木はちっともこわそうではありません。でもとつぜん、「うー!」とちいさな木がうなりました。ママのところへかけだそうとしたグンナルのまえに大きなのこぎりみたいな歯をしたみどり色の犬、モミノモリモリがあらわれました…だれにでもどうしてもこわいことってあります。それにたちむかう姿をやさしくみつめながら描いた北欧の心温まるおはなしです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
11
スウェーデンの絵本。絵がとってもいい。木こりの子のグンナルは5歳。鬱蒼とした森のもみの木が怖い男の子。そんなグンナルの内なる勇気を奮い立たせた緑の犬、モミノモリモリ。この犬とのやりとりがおかしくて、ほほえましくて。日本とは全く異なった気候、自然のスウェーデンの冬に思いを馳せる。2016/01/10
ツキノ
8
スウェーデンのおはなし。もみの木が怖くてたまらないグンナルという男の子。きこりの子だからこまってしまう。おとうさんやきこりの仲間が怖くなくなるよう小さな木を用意してくれる。そこに現れたのがモミノモリモリという犬。大ヘラジカヘルマンも登場。なんだかあたたかいおはなし。2015/12/02
ナハチガル
7
「ママがコーヒーをいれました。みんなコーヒーをうけざらにうつして音をたててすすりながら、グンナルのことをはなしあっています」。なんだって!?コーヒーソーサーは、コーヒーをさましながらすするためにあったのか!!あなた、知ってましたか?このトリビアの衝撃で、お話なんてどうでもよくなってしまった。絵は楽しいけれど、お話はなんだかすっきりしませんでした。グンナルっててっきりこのオオカミみたいな生き物のことだと思ってたんだけど、この緑の犬の名前は「モミノモリモリ」だった。なんだかしまらねえなあ、ちきしょうめ。B+。2016/08/18
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