ハイワサのちいさかったころ

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(頁/高さ 26X20cm
  • 商品コード 9784593502233
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

【ケイト・グリーナウェイ賞受賞】
インディアンのハイワサは、月の娘ノコミスのおばあさんに、たくさんのことを教えてもらいました。ホウキ星、冬の夜、月の姿、ホタルのうた、虹……。みんな、みんな、不思議な言葉で語りかけてくるのです。

6歳から

内容説明

ハイワサは月の娘ノコミスおばあさんにたくさんのことを教えてもらいました。ホウキ星、冬の夜、月の姿、ホタルのうた、虹…。みんな、みんな、ふしぎなコトバで語りかけてくるのです。耳をすまし、鳥や動物たちと話すハイワサ。インディアン神話の美しいふしぎをとらえたロングフェローの詩とル・カインの流麗なイラストがすばらしい絵本になりました。本書は1985年、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞しています。

著者等紹介

ロングフェロー,ヘンリー・ワズワース[ロングフェロー,ヘンリーワズワース][Longfellow,Henry Wadswarth]
1807~82。アメリカ・ポーランド生まれ。19世紀アメリカで絶大な人気を得た詩人。語学に優れていて、ハーバード大学の教授も務め、ダンテの“神曲”の翻訳という大きな仕事も成しとげました

ル・カイン,エロール[ルカイン,エロール][Le Cain,Errol]
1941年シンガポールに生まれ、少年時代、インド、日本、香港、サイゴンなどを転々としました。10代半ば、広告会社で作ったアニメーションが認められて以来、才気あふれる作品を生みつづけました。絵本では『いばらひめ』がグリーナウェイ賞の候補作となり、本書『ハイワサのちいさかったころ』で1985年グリーナウェイ賞を受賞。1989年惜しくも48才で亡なりました

しらいしかずこ[シライシカズコ]
カナダ・ヴァンクーバー生まれ。詩人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

102
ル・カインによるインディアンの神話のような話です。いつものヨーロッパやアラビアの昔話のようなきらやかな感じの絵とは異なって落ち着いた赤と茶系統の絵です。ロングフェローによる詩で日本語訳も違和感なく絵とピッタリでした。2017/07/17

小夜風

27
【図書館】エロール・ル・カインの描くインディアン神話。絵も色使いも本当に美しいです。ロングフェローの詩も素敵ですが、これを絵にしたル・カインが素晴らしいと思います。インディアンといえば「リトル・トリー」…、一緒に再読したくなりました。手元に置きたい一冊♪2014/05/14

ベル@bell-zou

25
自然を尊び畏れそして祈るインディアンの精神(こころ)の詩。土と水と森の香りが漂うようなルカインの絵。虹に無数の花たちの魂が立ち昇る。月夜にこちらを見据え輝くフクロウの瞳。躍動する森の獣たち。その美しさと細やかさに見入ってしまう。水からのぼる月の絵が好き。2018/05/06

ume 改め saryo

12
おぉエロール・ル・カイン!!  東西を問わず世界を手中に収めたのか!!  インディアンの話も彼の心に深く、深く、染み込んでいるからこんな作品が生まれるのだろう!!2012/02/23

じょうこ

11
ル・カインの絵本。グリーナウェイ賞受賞絵本。ハイワサは母を亡くしたネイティブアメリカンの子。赤ちゃんのときから、祖母のノコミスに育てられ、精霊や自然のささやきやら虹の行方やらいろんなことを教えてもらう。やがて森の動物たちが兄弟となり、なぜ?どうして?を彼らから学ぶ。人はほとんど出てこず、樹木や水、煙や星、道、蛍や梟…見開きいっぱいの絵が先住民たちの場所へ連れていってくれる。うっとり。美しい。(訳文が今一つマッチしないように思った。あとがきの文は生き生きと書かれているのに。別訳を期待)2021/07/19

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