感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
66
絵本。「影」をテーマにした幻想的な詩。アフリカの呪い師、火を囲んで話す語り手の後ろに潜む影の話。「影」に注目することで「生命」の輝きを際立たせる。音読7分。▽原題『La Feticheuse(魔法使い)』Blaise Cendrarsブレーズ・サンドラール。マーシャ・ブラウンの絵が力強い。2022/12/19
小夜風
27
【図書館】コラージュ風の挿し絵の中の白い影がどのように描かれているのか不思議でとても神秘的な絵本でした。アフリカの強烈な光の中に出来る影、たき火の傍に現れる影…を、絵本を通じて感じられました。2015/03/07
ume 改め saryo
23
素敵な作品ですね。神秘的な詩に、マーシャ・ブラウンが命を吹き込んでいますね。この絵が作品を生かすも殺すも決定的にするのですが、詩の持つ力をいい方向に牽引していますね。2014/04/04
ヒラP@ehon.gohon
19
アフリカの原野で生活している原住民たちにとって、様々な精霊や神秘性が、生活と密着しているのだと思います。 この絵本は、そんな世界の中から、影といういう存在に焦点をあてて、ドラマチックに語る散文詩に影絵のようなコラージュで形づくったものです。 影が魔法のようでもあり、不気味さも持っているのですが、畏敬という言葉がぴったりと当てはまる世界を拡げています。 高学年向けの絵本だと思います。 2014/08/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
今江祥智さんの『はじまり はじまりー絵本劇場へようこそ』で紹介されていた本。詩人のサンドラールが、アフリカのまじない師や語り手たちの言葉を詩にし、マーシャ・ブラウンさんが絵をつけたもの。いつもそばにいて、決して離れようとしない影という存在。言葉にすると怖い気もしますが、逆にいつも守られているような気もします。【1983年 コールデコット賞】(日本で翻訳された絵本)2020/04/11
-
- 電子書籍
- ハズレ姫は意外と愛されている?【分冊版…
-
- 電子書籍
- BITTER 2017年4月号 BIT…