内容説明
このえほんは、シャーリーがうみべにいくおはなしです。ほんのひだりのページではシャーリーのおとうさんとおかあさんがいすをくみたててのんびりしています。おかあさんはうみべにいるシャーリーにむかってちゅういやおこごとばかりいっています。みぎのページにはシャーリーがうみべであそびながらあたまにおもいえがいているかいぞくやたからものさがしのぼうけんものがたりがえがかれています。おとなってこどものきもちもしらないでおこってばっかりいるってあなたもおもったことがあるでしょう？そう、そのきもちをこのえほんはみごとにえがいているのです。でもだからといっておとなをうらんではいけません。あなたをとってもしんぱいしているんですから…。
著者等紹介
バーニンガム，ジョン［バーニンガム，ジョン］［Ｂｕｒｎｉｎｇｈａｍ，Ｊｏｈｎ］
１９３６年生まれ。現在、最も注目される絵本作家のひとり。１９６４年はじめて手がけた絵本『ボルカ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』（ともにほるぷ出版）で再度受賞した。１９７１年には、８０日間４４０００マイルの世界一周旅行をしたおり、日本にも立ち寄り、それが絵本『８０日間世界一周』となった。また、『おじいちゃん』（ほるぷ出版）は、クルト・マッシュラー賞を受け、アニメーション映画にもなり、人気を博している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko＠ヴィタリにゃん
59
読み友様からのご紹介本です📙あれこれと口うるさいご両親はシャーリーの事が心配だからこそ！という心を知らず、彼女は冒険の旅へ出発！こっちの方が断然楽しい！絵本の左側がパパママ、右側がシャーリーの冒険という変わった描き方なので対比出来て面白かった。くどくど注意しても子どもは全く聞いていない！だけどそれは守ってくれる人がいてこそなんですよね😊 2023/09/12
anne＠灯れ松明の火
27
読友さんご紹介。左ページに両親、右ページに娘のシャーリー。両親は浜辺で、のんびりして、シャーリーに注意の言葉を投げかける。シャーリーは、それを全然聞かずに、自分の冒険を楽しむ。それがまた豪快！ これは空想なのか？ 現実なのか？ 不思議なつくりの絵本で、面白い。2020/09/26
ヒラP＠ehon.gohon
19
【再読】この絵本には、左右で描かれた世界の他にもう一枚の絵が隠されているのです。それは母親から見えている本当のシャーリーの姿。 ひとり遊びをしているだろうシャーリーの孤独感を想像します。でも、当のシャーリーは空想の世界にいます。この距離感が子どもを育てるのでしょうか。空想の世界に親が登場しないのは、もう見限られているからでしょうか。きっとシャーリーは親も想像できない育ちかたをするのでしょう。2020/12/31
けんちゃん
19
文庫ブログ掲載のために再読。両親と海辺にやってきたシャーリー。海辺におかれた一艘のボートからシャーリーの冒険が始まります。後ろから投げ掛けられる両親の声掛けは全然耳に入っていないんだろうなぁ…母親の言動が妙に自分と重なるようで、ちょっと痛い(^^;;シャーリーの冒険の世界はとてもすてきです。2012/08/05
Ｍａｉラピ
18
ジョン バーニンガム 同じ場所で同じ時を過ごしているのに、大人と子供のコントラストがおもしろい。少し大人へのシニカルな絵本？2012/01/25
