出版社内容情報
おかあさんも、おとうさんも、大きな緑の森にいるすべての動物たちが、ちびゴリラのことを愛しています。生き生きとした絵と、やさしくてリズミカルな文で、小さなゴリラの成長を描いたロングセラーの絵本です。
全国学校図書館協議会選定図書
2・3歳以上
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
312
ルース・ボーンスタイン作。カリフォルニア在住の絵本作家。名前からはユダヤ系かと思われる。原題は"LITTLE GORILLA"。原書を見ていないので主人公の元の名前は不明だが、いわたみみ邦訳の「ちびちび」には違和感がある。お話というほどのものもないが、読み聞かせなら、最後はみんなびっくり?そして大喜び?だろうか。絵本の生命はもっぱら絵にある。作者が希代のゴリラ好きとあってゴリラの姿態や動きはリアル。ただし、顔と表情だけはいくぶん擬人化されている。読後は読者もすっかりゴリラ好きの仲間入り。2024/01/28
やすらぎ
157
力強くたくましく、優しく繊細なゴリラ。胸を叩くドラミングで自己を誇示し、争いはお互いを傷つけることを知っている。…アフリカの森に住む夫婦に、ちびちびが生まれました。愛嬌たっぷり純粋で、森のみんなの人気者。カバと一緒に出かけたりゾウと水浴びしたり。ヘビともライオンとも仲良しです。…ちびちびもあっという間に大きくなります。これからはみんなと一緒に力を合わせて、この森で生きていこう。…ちびちびが見つめる先に平和があり、沢山のちびゴリラが森を駆け回っていたらいい。森や動物の愛が描かれている、希望に満ちた絵本です。2021/04/29
chiaki
48
みんなから愛されて可愛がられて見守られて育つちびゴリラのちびちびがたまらなくいとおしい♡どんどん大きくなったちびちびの姿に、わが家の娘たちから「おぉ~!」と歓声があがりました。子どもはみんな、ちびちびのように愛されてすくすく育ってほしいな。2021/01/05
こりんご
45
原題『LITTLE GORILLA』 おとうさん・おかあさんも、そして森のみんなも、ちびゴリラのちびちびが大好き。そのわけは、「ちいさいから」じゃなくて「きみだから」って言ってもらえたらうれしいよね。無条件に愛された記憶はきっとこどもを強くしてくれると思う。 【1978年8月第一刷発行 / 2012年10月第93刷発行】2017/03/31
かおりんご
44
読み聞かせ(108)保護者による読み聞かせ。いきなりおっきくなるゴリラのチビチビにビックリ!キャーキャー言いながら聞いていました。2015/09/08