感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
109
赤い風船飛んでった。木の枝にくっついて美味しそうなりんごになった。枝から離れると羽が生えてちょうちょになった……。イタリアのグラフィックアーティスト、イエラ・マリさんがモノトーンと赤だけで描く文字のない絵本。同様のスタイルで描かれた『木のうた』もそうだったけど、奥付をみて、40年も前の絵本であることに驚いてしまう。シンプルでスタイリッシュ。1976年9月初版。2016/04/13
keroppi
59
図書館にて。字のない絵本。赤い色が印象的でグラフィカル。イメージをかきたてる。2018/12/22
ダリヤ
59
あかいふうせんだけがまっかないろをもち、かたちをかえながらせかいをめぐる。くろいせんでえがかれたくさむらで、ちいさないきものたちがちゃんとせいかつしているのをみつけながら、赤をおっていく。むだのないうつくしいこのしんぷるなせかいだからこそ、豊かな想像力の連鎖をひきおこしてくれるきがします。2015/02/08
momogaga
55
【おとなこそ絵本】どんどん捲っていきました。その変わりようが見事でした。何度か読んだ後に、今度は後ろから捲ってアナザーストーリーを楽しみました。2021/06/20
♪みどりpiyopiyo♪
55
絵だけですすんでゆく軽やかな絵本です。白黒の世界に ふうせんの赤が映えて。柔軟に形を変えていく赤。目が覚めるような赤がくっきりと。■作者のイエラ・マリさんは、グラフィック・アートの面から優れた絵本を発表しているイタリアの作家さん。あかいふうせん とってもきれい♪ ■とんでいった風船はいろいろなものに変化してゆきます。ちいさな読者たちもにも一目でわかる、ふわふわと楽しい展開。子供も大人も ゆっくりと楽しめる絵本です ( ' ᵕ ' ) (1967年)2018/01/30