ぼくはくまのままでいたかったのに… （新版）

ミュラー，イエルク【絵】〈Ｍ¨ｕｌｌｅｒ，Ｊ¨ｏｒｇ〉/シュタイナー，イエルク【文】〈Ｓｔｅｉｎｅｒ，Ｊ¨ｏｒｇ〉/大島 かおり【訳】

ほるぷ出版（2024/06発売）

• サイズ B4判／ページ数 32p／高さ 26cm
• 商品コード 9784593104895
• NDC分類 E
• Cコード C8797

出版社内容情報

はる、くまが　冬眠からめをさますと、
もりは　あとかたもなくきえ　
工場が　たっていました。

おまけに工場の職長からは、
「とっとと　しごとにつけ」と　いわれます。
「ぼくは　くまだ！」と　さけんでも
だれも　わかってくれません。

こうして　くまは　作業服をきて、ひげをそり、
くる日もくる日も　ほかの労働者といっしょに
はたらくことになったのですが……。

人間の身勝手さによって変貌していく自然と、
そこで生きる一匹のくまの姿を
風刺をこめて描きだします。
心ゆさぶる名作復刊！

内容説明

はる、くまが冬眠からめをさますと、もりはあとかたもなくきえ工場がたっていました。おまけに工場の職長からは、「とっととしごとにつけ」といわれます。「ぼくはくまだ！」とさけんでもだれもわかってくれません。こうしてくまは作業服をきて、ひげをそり、くる日もくる日もほかの労働者といっしょにはたらくことになったのですが…。人間の身勝手さによって変貌していく自然と、そこで生きる一匹のくまの姿を風刺をこめて描きだします。

著者等紹介

シュタイナー，イエルク［シュタイナー，イエルク］ ［Ｓｔｅｉｎｅｒ，Ｊ¨ｏｒｇ］
１９３０年スイスのビール生まれ。教師をしながら作家として活動する。ミュラーと組んで、初めての絵本となる本書をかいた

ミュラー，イエルク［ミュラー，イエルク］ ［Ｍ¨ｕｌｌｅｒ，Ｊ¨ｏｒｇ］
１９４２年スイスのローザンヌ生まれ。チューリッヒとビールの工芸学校で絵画を学ぶ。１９９４年、国際アンデルセン賞・画家賞を受賞

大島かおり［オオシマカオリ］
１９３１年東京生まれ。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[イケメンつんちゃ]

坂崎出羽守 そうか､そうだよね､そうでしょう 確かに千ちゃんを助けた人やん 知らんか 坂崎出羽守と三助は熱く長く語れます なんせ 小学一年生まで無敵 漫画 日本の歴史 集英社 自力で学びました 事の発端は 俺のともだちに あやつが チャチャを入れやがって腹立つ あんまり悪質だったらポアしなさい とってもシュール 内気なキューピッド ジャスミンティーは眠りを誘う薬 目を開けると 森は凍んでいた ご都合的な上層部 オチがわからない ミチがわからない 同級生さん ありがとうございます 楽しいやり取り嬉しい 香水

2025/05/25

[Cinejazz]

〝クマが冬眠から目を覚ますと､森が消え失せていた。あっけにとられて､周りに建つ工場をポカンと見ていると ｢おい､お前､とっと仕事につけ❢｣と職長に言われた｡ ｢あのう､ぼくはクマなんだけど…｣ ｢ふざけるな❢ 薄汚い怠け者めが❢｣…。クマは職長から人事課長､副工場長､工場長から社長までたらい回しにされた挙句､誰もクマだと信じてもらえないまま「労働者」として働かされることとなり…〟人間による自然破壊と生産性追求の営利企業の身勝手さを､痛烈な風刺で描かれた､切ないまでに心ゆさぶられる名作絵本。

2025/05/16

[ほんわか・かめ]

周りからの決めつけで、もはや自分が何者なのかもわからなくなっちゃったのかな。主張しても聞き入れてもらえない、流れに飲み込まれちゃう感じが怖いな。旧版は20年くらい前に読んでたはずなのにほとんど記憶になかった。〈1978/2024/ほるぷ出版〉

2024/10/12

[timeturner]

冬眠している間に森が伐採され、洞穴の上に工場が建てられてしまった。春になって目を覚ました熊は工場の労働ラインに組み込まれてしまう。どんなに自分は熊だと主張しても、熊は動物園かサーカスにいるものだと思い込んでいる人間たちは信じない。これ、寓話なのかな？　それとも、こうなったら面白いだろうという単なる思いつき？　まあ、でも、熊が熊としてのアイデンティティを取り戻せてよかった。

2024/08/26

[SNOOPY]

いきなり環境が変わったら、みんな困りますよね、、、

2024/10/26