出版社内容情報
みなさんは、「人形浄瑠璃(文楽)」を知っていますか?
人形浄瑠璃は、「太夫」「三味線弾き(三味線)」「人形遣い(人形)」の「三業」によって上演される人形劇です。1体の人形を3人で操る(三人遣い)など、世界的に見てもめずらしい特ちょうをもっています。
そのみりょくは、三業の技術が一体となって、人間の「情」の物語をえがきだすところ。人形浄瑠璃の演目には、悲しい恋や親子の別れ、敵討ちや権力争いなどの深刻な内容が多く、登場人物がギリギリの状きょうに追いこまれます。そうした姿を美しい人形が浄瑠璃とともに演じてみせることで、人間の迷いなやむ心の動き、生き方、情愛の心などがうかび上がり、観る人にうったえかけるのです。
この本では、人形浄瑠璃の歴史や仕事、舞台や人形の仕組みなどに加えて、人気の演目のあらすじをしょうかいします。
この1冊で、きみも「人形浄瑠璃(文楽)」がわかる!
人形浄瑠璃文楽 太夫 豊竹呂勢太夫氏のインタビューも収録。
(学校・公共図書館用の書籍です。)
内容説明
みなさんは、「人形浄瑠璃(文楽)」を知っていますか?人形浄瑠璃は、「太夫」「三味線弾き(三味線)」「人形遣い(人形)」の「三業」によって上演される人形劇です。1体の人形を3人で操る(三人遣い)など、世界的に見てもめずらしい特ちょうをもっています。そのみりょくは、三業の技術が一体となって、人間の「情」の物語をえがき出すところ。人形浄瑠璃の演目には、悲しい恋や親子の別れ、敵討ちや権力争いなどの深刻な内容が多く、登場人物がギリギリの状きょうに追いこまれます。そうした姿を美しい人形が浄瑠璃とともに演じて見せることで、人間の迷いなやむ心の動き、生き方、情愛の心などがうかび上がり、観る人にうったえかけるのです。この本では、人形浄瑠璃の歴史や仕事、舞台や人形の仕組みなどに加えて、人気の演目のあらすじをしょうかいします。この1冊で、きみも「人形浄瑠璃(文楽)」がわかる!
目次
人形浄瑠璃ってどんなもの?
初めての人形浄瑠璃 関西を中心に発展した人形浄瑠璃の歴史
初めての人形浄瑠璃 三業を中心とした人形浄瑠璃の仕事
初めての人形浄瑠璃 すべての物語を語る太夫
初めての人形浄瑠璃 場面や感情を音で表す三味線弾き
初めての人形浄瑠璃 生きているように見せる人形遣い
ココも見どころ 工夫がつまった舞台
ココも見どころ せん細な表現を可能にする人形の仕組み
ココも見どころ 役に合わせて選ぶ、さまざまな首
人気の演目 舞台となった時代で分ける人形浄瑠璃の演目
人気の演目1 冥途の飛脚
人気の演目2 国性爺合戦
人気の演目3 菅原伝授手習鑑
人気の演目4 義経千本桜
人気の演目5 妹背山婦女庭訓
人形浄瑠璃文楽 太夫 豊竹呂勢太夫さんインタビュー 文楽は楽しい 観て、演奏して、みんなで夢中になる
著者等紹介
児玉竜一[コダマリュウイチ]
早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程を単位取得退学。東京文化財研究所、日本女子大学准教授を経て、2010年から現職。2013年より早稲田大学坪内博士記念演劇博物館副館長を経て、現在は館長。歌舞伎学会会長なども務める。歌舞伎・文楽などを研究するとともに、「演劇界」「朝日新聞」などに歌舞伎評を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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