出版社内容情報
4年1組の学級委員は、いつもクールなたよれるヒーロー、ショウタ! 勉強もよくできて、なんでもよく知っていて、学級委員の仕事もばっちり……のはずなのに、ある日、ショウタにあやしい手紙が届きます。「おまえは がきゅういいんに ふさわしくない」!? その手紙をみて、ショウタが思ったことは、「ちいさい『つ』が足りない」。いつものショウタなら、それで終わってしまうところだけど、どうももやもやが消えません。はたして自分はほんとうに「学級委員にふさわしく」ないのでしょうか…。明日を変えるヒントがつまった?「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ第8巻。
内容説明
四年一組の学級委員は、いつもクールなたよれるヒーローのショウタ!絵にかいたような優等生タイプ…なのに、ある日、ショウタにあやしい手紙が届きます。「おまえはがきゅういいんにふさわしくない」!?
著者等紹介
小松原宏子[コマツバラヒロコ]
東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。児童文学作家。大妻中学高等学校英語科講師。多摩大学グローバルスタディーズ学部講師。家庭文庫「ロールパン文庫」主宰
あわい[アワイ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後イラストレーターに。Web広告、書籍・雑誌の装画や挿絵、似顔絵などの制作を手がける。誠文堂新光社イラストノート誌「第14回ノート展」準大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kayo
21
中学年(3〜4年生)向け児童書。現在シリーズ10巻まで出版。あわいさんの表紙と挿画が可愛らしい。ルビ付き文章と読みやすいページ数なので、小学生さんたち手に取ってほしい。学級委員のショウタくんはしっかり者でポーカーフェイス。口数少ないから誤解されやすく嫌がらせの手紙をもらってしまうけど、疑問を自己分析して解決する姿が良い。ぶつかるのを避けて自分の個性を表に出すのを戸惑う時代だけど、自分を好きになって、自分以外の子の個性も受け止められると良いね。少女モデルで給食委員のルミちゃんが良い子。こっちも読んでみよう。2024/10/18
スイ
14
委員会シリーズ大好きな9歳娘からのおすすめ。 これまで読んだシリーズ作品どれも良く、今作もとても良かった。 読み終えて「泣いちゃったよ…」と娘に言うと、「だよね…!」と頷いてました。 近くにいる人たちでも、表に出るものはほんの一部。 見えないところに事情があったり、たくさんの感情があったりする。 それを忘れて、見えているところだけで決めつけたらだめだな、と自然と思える作品だった。 このシリーズが小学校で人気なの、嬉しい!2025/02/17
頼ちゃん
4
このシリーズ、飛び飛びでしか読んでいないのですが、読みやすくて、かんがえさせられるところもあり、ユーモアもあるし、なかなかいいです。 中学年向きなんだろうけど、高学年が読んでいます。2024/06/13
すもも
1
青空小学校いろいろ委員会シリーズ8作目。 学級委員に立候補したショウタの話。親にも心配されるほどポーカーフェイスというか無表情なショウタ。 顔も頭もいい絵にかいたような優等生タイプの彼に届いた怪文書。犯人は…という展開ですが、無表情の下で展開する彼の思考がまたすばらしくて、面白かったです。巻末の中学受験風問題も楽しい。2024/02/23