出版社内容情報
小さなころから体が弱く、おそらくクラスでもいちばん運動がにがてなトモくんが、4年1組の体育委員に!? しかも自分からりっこうほしてしまったのだからびっくり。どうして? なぜ? とくに反対意見も出なかったので、はれて体育委員になったのだけど、いざとなったら、やっぱりどうも場ちがいな気がして、なやんでしまうトモくん。そう、トモくんには、みんなの心の中がはっきりと読めてしまうという特技(?)があって、みんなの顔色をいつもうかがってしまうのでした。ところが……? 逆転の発送で、「にがて」が「とくい」になる日もくるかも? 「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ第4巻。
内容説明
おそらくクラスでいちばん体育がにがてなトモくんが、体育委員に!?どうも場ちがいな気がしてなやんでしまうトモくん。そう、なやみ体質のトモくんはみんなの心の中が読めすぎて…。
著者等紹介
小松原宏子[コマツバラヒロコ]
東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。児童文学作家。大妻中学高等学校英語科講師。多摩大学グローバルスタディーズ学部講師。家庭文庫「ロールパン文庫」主宰
あわい[アワイ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後イラストレーターに。Web広告、書籍・雑誌の装画や挿絵、似顔絵などの制作を手がける。誠文堂新光社イラストノート誌「第14回ノート展」準大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
トモ君がいい子すぎて、そしてご近所の田中さんにも大拍手。誰もなりたがらなかったからと自ら立候補したものの、いつも体育の時間は見学だったトモ君。戸惑いつつも真面目なので、一生懸命。すると委員仕事が楽しいことに気づきます。休み時間にボールを校庭に用意するうち、ボールにも愛着が湧き、綺麗に手入れします。運動会での頑張りもウルウルするほど。体育が苦手と思っていたのに、委員として青空の下に出ていると元気になってきました。学校委員シリーズで図書委員に続いて好きになりました。2023/08/12
スイ
10
今作も良かった…! 本当にいいシリーズだなぁ…。 心理描写が細やかで、こぼれてしまいそうな小さな感情もすっと受け止めてくれる。 最後の吹き出しの件は大人の私の背中も撫でて、押してくれるようで涙せずにはいられなかった。 アキラくんはじめ、周囲の人たちとの関係もいい。 シリーズずっとだけど、大人(特に先生)が完璧でないのもいい。2024/11/13
だいてんしのいぶき
2
トモくんいい子。委員会シリーズの中で一番面白かった!2023/06/18
すもも
2
「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ第4巻。 ひとりひとりがいい子たちなので、ほっこりします。2023/03/04
ゆうぴょん
1
小6娘。運動は苦手系(特に集団競技) 体育が得意ではないのに体育委員になってしまったトモ君。一生懸命頑張るうちに体育が苦手ではあるものの、体育が好きになっていく。子供たちにとっての委員会ってある意味初めての社会での役割だもんね。楽しく読めたようです2024/02/25