出版社内容情報
子どもの心の中には、うれしい気持ち、楽しい気持ちばかりでなく、悲しい気持ち、悔しい気持ち、イライラする気持ちなど様ざまな気持ちがある。それをうまく伝わるように表現するのは難しい。この詩集絵本を通して、自分と同じ気持ちに安心したり、友達の気持ちを想像したり、だれかにちゃんと伝える表現を見つけることができる。巻末に「詩をたのしもう(作者に手紙をかこう、詩を書こう)」や先生向けの「読み合いのすすめ」などを収録。
内容説明
いま、あなたはどんなきもちですか。うれしいきもち、かなしいきもち、ふあんでいっぱいなきもち、それとも、おおきなこえでさけびたいようなきもちでしょうか。この絵本の中には、いろいろなきもちが詩でつづられてします。いまのあなたのきもちにぴったりな詩を、さがしてみてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
自分の気持ちと向き合う小学生の詩集絵本です。 どうして涙が出てくるんだろう。 悔しさ、後悔…、素朴な子どもの心の吐露に感銘をうけて読み進んでいったら立ち止まってしまいました。 家族の死を、幼い心はどのように受けとめるのだろう。 母親が亡くなってから届いた声のメッセージなどという、衝撃をどうしたらいいのだろう。 親の離婚まで出てきました。 大災害やコロナ禍の中の子どもたちも出てきました。 思えば子どもたちも、年に関係なく大人と一緒の時間を生きているのですね。 2023/06/23
Midori Matsuoka
11
なみだが出た時、を詩にした児童詩の絵本。涙にもいろんな種類がある。かなしい気持ち、くやしい気持ち、不安等々。1年生りょうくんの詩にくすりと笑った。運動会の徒競走で1位になれず、くやしくてないてしまったけど「だれも なんにもいってくれなかった。 しょうがないから なきやんだ。」ウソ泣きじゃないけど誰かに何か言われたらもっと泣いてしまったかも。でも何も言われなかったらすっと涙がひっこんじゃったんだねー。情景が浮かぶようで、ひたすらかわいい。2023/12/14