出版社内容情報
NHKのEテレで放送された番組の書籍化。人形のQくんと、ぬいぐるみのチッチの掛け合いで、物語が展開します。この巻のキーワードは「どういうこと?」。「ふつう」か「ふつうじゃない」かを考えていくと、思いがけない答えがでてきます。画像やイラストもたくさん入り、楽しく読みながら深~く考えることができる本になっています。道徳の教材にも使えます!
内容説明
哲学って、ひとつのことをふか~く考えること。Qくんやチッチといっしょにきみもふか~く考えてみよう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
10
「 Q〜こどものための哲学」シリーズ。「ふつう」の基準や判断は難しい。ある人とある人の「ふつう」が違うのは持っている文化の違いだと思います。ひとつひとつの家庭の文化が似て非なるものであるように、自分の「ふつう」は他人にとってはふつうじゃないことかもしれません。でも、それでもいい。自分の基準があって、それを則としていいと思います。「ふつう」とは、ある意味みんなが持ちたい幻想のようなものかもしれません。2021/02/19
カッパ
9
哲学って答えがないからクイズみたいなことが好きな子供には難しいなとは思う。どうしても親としての正解みたいなものを教えて私はなってしまう。でもそんなときに本や番組の助けを借りてみるのはいいと思う。この本でもこれはどう?って考えることを促してくれる。一つの答えも示してくれるからそれもそれでいいと思う。私は好きだな。いつかこども共あれやこれやを話してみたい。2024/02/26
vodka
4
「普通」という言葉を使うときは、気をつけるようにしてるけど、まさにその理由についてグッと深めた哲学対話の展開。子供と一緒に読みたい。2024/04/14
コウママ
2
Eテレのこども向け哲学番組、たまたま見た事があるけど結局分からないまま終わるイメージ。哲学だから答えはないものだもんね。Qくんの答え ふつうはその人のきじゅん。なるほど〜。番組でぬいぐるみのチッチの声はガッツ石松さんです。いい味だしてる。2021/10/30