出版社内容情報
ジェンダー平等をめざす世界の運動の画期をなした第4回世界女性会議(1995年、北京)から25年、国際社会の中での日本の低迷ぶりは、ジェンダー格差指数(世界経済フォーラム、2019年)が153カ国中121位と過去最低を更新したことを見ても明らかです。そこで本書では、日本がなぜここまでジェンダー不平等社会であるのか、それは私たちの生活にどのように作用しているのか、ということを改めて検討していきます。
目次
1 総論(北京会議から「アフターコロナ」へ―「ジェンダー平等停滞国」からの脱却;北京から25年:ジェンダー関連の国内法の展開と課題)
2 各論(労働法制の規制緩和と労働におけるジェンダー平等;人権としての社会保障構築に向けて;性教育の現状と課題;ジェンダー平等と右翼的潮流)
3 女性の現状と要求(はたらく女性;女性とくらし;子供と教育;平和・人権・民主主義)
資料(第64回国連女性の地位委員会に際したアントニオ・グテーレス国連事務総長の声明;第4回世界女性会議25周年における政治宣言;ムランボ=ヌクカ国連女性機関(UN Women)事務局長の声明「女性と女児に対する暴力:陰のパンデミック」
国際連合「政策概要:新型コロナウイルスの女性への影響」
年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案要綱
年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案に対する修正案要綱
雇用保険法等の一部を改正する法律案要綱
所得税法等の一部を改正する法律案新旧対照表)