出版社内容情報
ともちゃんには、心配なことがたくさんあります。心配ばかりしていたら、ある日、頭の上にへんなものがのっていました。そして「おいらは、ともちゃんのふあんくん」なんていいだしました! 震災や紛争によってPTSDを持つ子どもたちのために研究された、認知行動療法を基にした、安心につながる絵本。
内容説明
こわいなあ…ふあんでいっぱい…なんだかくるしいよ…。だれだって、そんなときあるよね そんなとき、どうしたらいいかな このほんのなかにヒントがあるよ よんで、じっさいにやってみてね!
著者等紹介
松丸未来[マツマルミキ]
東京都生まれ。英国レディング大学心理学部、上智大学大学院文学研究科心理学修士課程修了。東京大学心理教育相談室臨床相談員を経て、公立・私立小中学校スクールカウンセラー、東京認知行動療法センターで臨床活動を行なっている
北原明日香[キタハラアスカ]
北海道出身。北海道教育大学美術科卒業。セツ・モードセミナー卒業。中学校美術教員等を経てフリーのイラストレーターに。装画や挿絵、広告等を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
27
「あんしんゲット!」シリーズの一冊。袖の紹介文から:<こわいなあ……ふあんで いっぱい……なんだか くるしいよ……/だれだって、そんなとき あるよね そんなとき、どうしたら いいのかな この ほんのなかに ヒントが あるよ よんで、じっさいに やってみてね!>。ともちゃんは心配なことが多い。今一番の心配は音楽の発表会。「しっぱいしたら どうしよう…と思うと、心配で心配で……。ある日、頭の上に変なものがのっていました。そして「おいらは、ともちゃんのふあんくん」なんて言い出し、どんどん大きくなっていくと――⇒2021/05/01
うー(今年も遅くなります)
23
〈絵本〉自分の不安を認めて、受け入れ、行動に出る。その内に適度に息抜きしながら楽しめるようになっていく。。子どもの認知行動療法『あんしんゲットシリーズ』らしい。1つずつステップアップする様子が分かりやい。絵本【ひみつのビクビク】と同系だが、この本は主役のともちゃんだけをピックアップしているので不安を抱えているのはともちゃんだけ。そこが少し気になった。2021/05/01
ふじ
13
シリーズが良かったので続けて。不安にどう対処すべきかわかる本。外在化(不安の存在に気づく)→アクセプト(受け入れ)→コミットメント(行動を取る)すると好循環、成功体験が自己効力感を生む。「うまく」よりも「楽しく」が気持ちを楽にする。2024/08/07
み
13
認知行動療法についても学べる。不安を受け入れて、どうしたいかを考えるのが大事だね。2023/12/25
ぷろちゃ
2
認知行動療法をベースとした絵本。今回は、「アクセプタントアンドコミットメントセラピー(ACT)」をもとにしている。"不安って考えないようにしたり、気にしないようにしたりすると、ますます不安でいっぱいになっちゃうよねー。いっそのこと不安を受け入れちゃって、向き合って、行動しちゃう方が、不安って弱まるし、達成感とか良い気持ちになったりするんだよー。"っていう考え方。2022/01/13
-
- 和書
- 横浜大戦争