出版社内容情報
こまった人をたすけるヒーロー物語が大すきだった女の子。たくさんの女性たちと力を合わせ、大きく世界をかえました。よりよい社会をつくるために男性と同じ権利を女性ももつべきだと活動したエメリン・パンクハースト。だれもが不可能だと思っていたことでもあきらめず、女性参政権の獲得を実現したその生涯を、やさしい言葉と親しみやすい絵で伝える。子どものころの夢や思いをむねに、よりよい世界を目指して活動した人たちの物語を紹介する「はじめてよむ伝記えほん」シリーズ。巻末に解説と写真つき。
内容説明
こまった人をたすけるヒーロー物語が大すきだった女の子。たくさんの女性たちと力を合わせ、大きく世界をかえました。よりよい社会をつくるために男性と同じ権利を女性ももつべきだと活動したエメリン・パンクハースト。その生き方をやさしく伝える「はじめてよむ伝記えほん」巻末には写真とわかりやすい解説付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
54
「エメリンには、『女の子だから』という理由がわかりませんでした。」そう、男女差別の現実を知ったエメリン! だから、女性が不当な扱いを受けているイギリス社会の現状を変えようと立ち上がった。「言葉ではなく行動を」と果敢に女性参政権運動を始めたのだ。そして第1次世界大戦後、1928年イギリスの女性は参政権を獲得した。訳は上野千鶴子さん。解説も素晴らしい! 今や無自覚に参政権を持つ日本女性よ、権利の上にあぐらをかくな。ですよね。2022/05/29
みーなんきー
13
実はお名前を初めて知りました。英国に住むとても優秀な女性で、その知識を活かそうにも女、というハンデのために何もできず、そこを変えようと運動を始め、理解のあったご主人も亡くし、娘達を仲間に活動し、女性の選挙権を勝ち取った素晴らしい方なのですね2024/05/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
イギリス、女性の参政権獲得運動をしたエメリン・パンクハースト。どの国も言えるでしょうが、女性が権利を獲得するには、多くの活動家がいてこそ。ただまだまだ女性が虐げられている国があるのも事実。2023/12/06
遠い日
8
「小さなひとりの大きなゆめ はじめてよむ伝記えほん」シリーズ。エメリン・パンクハーストはイギリスの「女性参政権運動」のために戦い抜いた人。幾度逮捕されても諦めることをせず、結構過激な、戦闘的な方法で戦ったという。虐げられた女性の立場をおかしいと気づき、ためらうことなく行動に移す勇気にただただ圧倒されます。上野千鶴子さんの訳で、あとがきに当たる解説まで読ませます。2022/04/24
river1031
3
女性参政権のために闘った女性。仕事や意見をいう機会の不平等はおかしいと思うので、立ち上がったことは素晴らしいと思う。子どもは寄付とバザーに興味を持っていた。確かに日本ではあまりなく新鮮かも。戦争や震災の募金はあるけど、ある考え方を支援して寄付をする。クラウドファンディングに近いけど、不思議な感覚だったみたい。2023/04/18
-
- 和書
- ようちゃんのふしぎな絵本




