内容説明
ロシアで生まれ育った椎名玲は、狼に変身する人狼だ。幼い頃から面倒を見てくれたアレクサンドルを恋い慕っていたが、ある事情で離れ離れになってしまう。「必ず迎えに行くから」そう言われて八年、玲は待ちきれずにアレクサンドルに会いにいく。ところが今や有名な企業家でロシア人狼族のボスとなった彼は、玲など知らないと言い!?『狼の妻篭み』で話題の人狼ワールド、再び登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ〜ちゃん
45
★★★★『狼の妻籠み』のスピンで人狼モフモフです♡ 結構なバトルが繰り広げられる展開でドキドキしました! 不老不死の人魚の如く「戻り狼」である玲を狙う輩から、アレクサンドル率いるロシアの群れと前作の真神率いる日本の群れが守るんですね♪ 群れの人達の優しさや温かさにウルウルしました♡ 途中、アレクサンドルに冷たくされ傷つく玲は切なかったけれど、戻り狼であるが故に過保護にされ成長も遅い玲が、アレクサンドルに溺愛される様子はとても美味しい♡ 人型の時のいちゃいちゃよりも玲が狼である時の方が萌えるのは何故かしら♪2017/03/23
de sang-froid
34
人外BL。ロシア生まれの人狼・玲(左・20歳)は、昔自分を可愛がってくれた人狼・アレクサンドル(右・32歳)に会いたくて、隼斗の助けを借りて内密にロシアを訪れる。サーシャ大好きで、父・祐一郎の影が薄いのがちと憐れ。処分を受けてもピンピンしてる隼斗が頼もしい。狼姿のキュウン、クゥとかしょんぼり描写が可愛い。ラブラブのカプで読後感良し。でも受の20歳てのは無理があるような。(前作→「狼の妻籠み」)2015/01/04
楓
30
好きなシリーズなのでスピンが出て嬉しかったです。瀬津が身籠ってましたねー!次は子供の話とかでもいいな。玲がひたすらワンコでしたね。大好きなサーシャが忘れられず・・。小さな玲が徐々に大きくなって、の子育て部分も萌えがあって楽しかった。あんな風に懐かれたら、サーシャも思わず俺の番にする!って宣言してしまうだろうなぁ。天狗シリーズもだけど、妊娠してからが長いので、どちらでもいいから早く出産して欲しいよーー!2014/03/02
そらねこ
27
こちら登録しようとしたら、全作の妻籠みを登録し忘れてました…。アレクサンドルの溺愛変態ぶりが笑っちゃうほどで面白かったw (守るためだとわかっちゃいるが)最初のツンツンからのギャップが素晴らしい♡(笑) 攻めはロシアの狼のリーダーでスパダリ。受けが7歳からロックオンしてた溺愛っぷりが凄く良かったわ♡2018/08/13
ネオン
21
★★★★☆ 狼モフモフBL!嬉しくって尻尾ブンブン振っちゃう姿やビビったときに股の間に尻尾丸めて挟んじゃう姿がとにかく可愛かったです。今回のカップルは子供っぽさの残る人懐っこい仔犬のような玲とロシアの人狼グループのアルファのアレクサンドロの幼馴染2人。感情に任せて動く玲の行動が裏目に出ちゃって巻き込まれる大人組は少々気の毒でした。でも大人しくしてたら物語は始まらなかったわけで…。前作「狼の妻籠み」に出てきた真神と瀬律や神名火のみんなも登場して前作を知ってるファンは一層楽しめる一冊です。また続編出るといいな2013/12/22