内容説明
失恋した者同士、名前も明かさず一夜を共にした棚橋記章と朝比奈仁。互いに相手を忘れられなかった二人は、その後、遠距離恋愛をスタートさせた。仁は判事補という仕事柄忙しいはずなのに、連絡はまめで、久々の逢瀬は情熱的。記章は舞い上がらずにはいられなかったが、ある日、仁がかつての恋人らしき人物といる現場を目撃してしまった。不安。焦燥。記章は本人に確かめることもできず思い悩む。そこへ元彼の上司が近づいてきて…。裁かれる二人の想い、正義の女神の恋の審判。
著者等紹介
遠野春日[トオノハルヒ]
2月5日生まれ。福岡県出身、東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黎
6
「金のひまわり」つながりの、一番いい男なのにあまりに気の毒だった仁のその後の恋の物語。でも仁が記章にそこまで惚れる過程が全くわからず、何かのどんでん返しがあるのかと最後まで疑っちゃった。仁は記章とか泉樹とかの「無欠の理想の恋人」というキャラなんだなあ(無欠の恋人を捨てる快感とたなぼたで拾われる快感?)。駄目駄目キャラだけど記章は何だか可愛い奴ですが。このシリーズの表紙はどれも素敵だが特にこの黒白の薔薇の表紙が一番いい。2010/09/14
いいちゃん
5
★★★☆☆Kindle Unlimited。何か名前に見覚えあるから相当前にこのシリーズの前の巻読んでるな…。かなり自分に自信がない受で、客観的に見ると、マイナス思考過ぎないか?と思わないでもないものの、恋愛ってそういうものだったかも(遠い目)とも思ったり。2021/03/18
アガサ
4
金のひまわりでいらっとしていたのだけど、振られた仁が幸せになってよかった~失恋したもの同士身体を慰めあった仁(裁判官)×記章(会社員)。記章は仁が忘れられず、会いに行き、付き合うことに。遠距離恋愛がはじまります。でも、記章に横領容疑がかかり・・仁の元彼が大活躍でした!そして、記章の元彼は最悪でしたね・・2011/01/09
saki@まったり更新中
4
『金のひまわり』のスピンオフ。脇カプのお話でした。ちなみに『金のひまわり』『夜には甘く口説かれて』がビープリから新装で出てます『裁き』だけでも大丈夫とは思いますが…二人の馴れ初めなどはそちらに書かれてたかと確か『金のひまわり』に収録されてる『水族館の夜』がそのはず新装がビープリから出てたので花丸から出るとは(苦笑)キャラの名前に…見覚えが(笑)恋人同士になったばかりで遠恋で・・・。自分に自信のない受けさんが自分なんかでいいのか?とグルグルしたり。受けさんの窮地に現れる攻めは騎士そのものでした。2010/06/25
ニコ
4
攻め様が素敵なだけで、実務的には全然なんの役にも立ってないってのが、逆にすごい! BLなのに、攻め様の元カレの方が颯爽とお役立ちなのが斬新☆ 攻め様は、素敵要員なダケなんだもんなあ~。 これはこれですごくおもしろかった♪2010/08/21
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