内容説明
実業家・柏木一也の元でボディガードをしていた元刑事の裕太は、孤独な一也から強く求められ、一也に惹かれるようになる。あと少しで結ばれるはずだった二人の前に、景という子供が現れたことで二人の運命は大きく変わっていく。一也が捨てた、一也そっくりの息子・景を、裕太は溺愛し、大切に育て上げた。そんな景が19歳を迎えた時、裕太は景の異変に気づく。姿も心もあまりにも似すぎている父と息子は、やがて裕太を奪い合い、泥沼へと進んでいく。密かに愛し続けた男と、慈しみ育てた我が子同然の男の間に挟まれて、裕太が最後に選んだ道は―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
de sang-froid
14
BL。元警官・裕太(中)は22歳で退職し、実業家・一也に請われ16年間自宅の警備を兼ねて彼の息子・景(左・19歳)と一緒に彼の広大な屋敷で暮らしている。もうちょっと一也と裕太のカプで楽しみたかったなぁ。だって一也可哀相だもん。なんか細かい設定があちこちアレ?で唐突でな感じですがヤンデレ祭りだから、仕方ないのか。もう少し尺をとって設定の細かいとこを掘り下げて書いて欲しい。あとがきにいつも通り笑う。挿絵の攻二人が超美形だな。(SSペーパー-一也視点の二人の馴れ初め。これは本文にあった方が良かった。)2014/07/12
サキヤマ アン
12
受(元警官)をめぐる父(攻)子(攻)のPもの。3Pと言っても、冒頭と最後の少ししかなくて、親子というより双子に近い感じで、子の方が結構病んでいる感じで、受が最終的に受け入れるというよりは、開き直る?と言う感じで、贅沢を言えばもう少し父(一也)と受(裕太)との絡みのシーンが欲しかった。 石田要先生の絵綺麗で良かった。2014/06/23
青龍
12
表紙にそそられますね。さすが、花丸ブラック。一番病んでいたのは、受けくんか?また、魔性の受けが誕生したな。でも、40過ぎてて、体が心配です。2014/06/22
nono
11
BL。親子に求められる元刑事。歪んだ世界が好きな方には良い本とは思う。身体先行の執着愛はちょっと苦手、残念ながら好みでは無かったです。2017/02/10
黄葵
11
久々の水戸さんで、病みのヤンデレな3P!なんか一也も煮え切らない態度に、うーんって感じもしたし、裕太も一也が、好きなら行けばいいのにって思った。まぁ最後に裕太が壊れちゃったけどね… 挿絵に石田さんは、お初だった。2014/12/27