内容説明
僕は、最高のセックスを提供できる理想の性奴として改造された人型仔猫、湊。競りにかけられたのちに、連れていかれたのは、大きなお屋敷だった。そこには、僕を躾けてくれる、車椅子の飼い主、加賀田様が待ち受けていたんだ。キスだって初めてなのに、尻尾の付け根をいじられて、敏感になってく自分のカラダにドキドキしゃう。さらに躾けの一環として、加賀田様の目の前で、銀色の、綺麗な綺麗な人猫シャオと繋がるように命じられて!?―耽美の女王が、小さな獣たちを愛で尽くす表題作ほか『天児』『ディナーには僕を』等収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rabbit
20
短編集。どの作品も濃厚な絡みを堪能できました。個人的には「天児」が一番好きでした。2018/09/13
かんちゃん@令和ヽ(*゚∀゚*)ノ
8
短編集だった。表題のセクサロイドの人型にゃんこがかわいかった。2020/07/15
まふぃん
4
山藍さんにしては軽い話でした。2014/04/20
しずか
4
ものすごく勇気のいる表紙でしたが、がんばってリアル書店で購入しました。バラエティ豊かな短編集。こんなにいろいろな文調で、しかも予想外な展開が目白押し。薄い本ながら、楽しめました。中でも「天児」が一番好き。何だか古典の教科書を翻訳したような文調と、あまり詳しくは語られなかった「天児」という仕組み?運命?が、かえっていろいろ想像できてよかったです。妖精の話は笑いましたw てっきりもっとホラーチックな「満月の晩の呪い」を予想していたのに、そう来るか! ある意味大変な呪いなのかもしれませんが・・・2013/04/16
えな
4
短編集。四編ともエロエロなんだけど趣向が全然違って、山藍さんの引き出しの多さを感じる。クリームな僕が一番好みだった。色々と一方通行っぽいのでどろどろーっとしていく様子&調教をもーっと見てみたいよー2012/06/27