出版社内容情報
猫手長屋の暇人大家の茶屋では、霊験あらたかなお札売りの噂話が…。猫の栗坊と魔物退治に大活躍、シリーズ第2弾。
2015年5月刊。
内容説明
代三郎は、日がな一日好きな三味線ばかり弾いているぐうたら大家。しかし、その一方で、江戸に蔓延る魔物を退治できる特殊能力を持っていた。ある日、江戸で流行りの断食療法について、妙な噂を聞いた彼は、そこに“座敷わらし”が絡んでいることを突き止める。その裏にある真相を探るべく、飼い猫・栗坊と奔走するのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
85
背景説明が少なかったこともあり、より読みやすくなった、シリーズ2作目。座敷童子が文字通りわらわらと出てくる。前作で布石と思われた諸々の回収はなされないまま。まだしばらくはシリーズを引っ張るのだろう。大猫様の出番がなかったのが残念。2015/10/19
ネムコ
28
化け猫の次は、座敷童子編。子供の姿をしたモノが画面いっぱいにわらわらわらと…(笑)。軽さとシリアスの塩梅が気に入ってます。終わってみれば大猫様の手のひら、というか肉球に転がされていたようです(^^;)2015/05/12
あゆみ
20
★★★☆☆ サクッと読了。タイトル通り座敷童子がわらわら。出番がなかった大猫様が、神棚の招き猫像をカタカタ揺らして自分の存在をアピールする様がおもしろい。ほのぼのな感じや大団円に終わるのは好きだがもう少し緊迫感がほしいところ。2016/10/07
ううち
17
前作より読みやすくなった気がします。ぐうたらキャラの代三郎さんはなんだかんだで忙しく立ち回っています。長屋の人たちとのやり取りもほのぼのしていて楽しい。栗坊が相変わらずキュート!2015/09/24
mikipon
15
シリーズ2巻目。1巻目よりも、面白かった。ぐうたら大家さんだったはずの、主人公が、結構忙しく活躍している。相棒の栗坊はかわいいし、今回は座敷わらしたちも、かわいくて(失礼か?)楽しめました。2015/11/03