白泉社招き猫文庫
犬同心、奔る!―お蘭と研吾

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784592831112
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

生類憐れみの令が撤廃されたばかりの江戸。正義感溢れる同心、犬飼研吾が、愛犬お蘭を相棒に難事件を解決していく。

内容説明

五代将軍綱吉公が世を去って一年―。生類憐みの令が撤廃された江戸の町を、純白の紀州犬とともに駆け抜ける若き同心の姿があった。心優しく、正義感溢れ、人の善を信じて疑わない犬飼研吾と忠実な愛犬・お蘭。父の死の謎を追う研吾らの前に立ちはだかる事件の数々…。研吾は人の心の闇にどう挑むのか!!文庫書き下ろし痛快時代小説。

著者等紹介

鷹井伶[タカイレイ]
脚本家としてドラマなど多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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タイ子

63
タイトル通りの犬と同心の活躍物語です。と、言ってしまえば元も子もないですよね。犬公方、五代将軍綱吉が世を去って人々も動物愛護の戒めから解き放たれた時代の物語。犬屋敷で生まれ育った紀州犬のお蘭と、犬屋敷同心だったイケメン同心犬飼研吾が今度は中町同心として市中の悪を成敗していく。お蘭の賢さ、頼もしさが犬好きとしてはたまりません。研吾の父の死の謎を追いながら、市中の事件も追って行く。読み手とお蘭には父を殺した犯人は分かっているのだが、研吾が気が付いてないというモヤモヤ感。続編が出ないとこのまま忘れてしまいそう;2020/03/20

真理そら

51
(招き猫文庫)なのに犬同心とは。生類憐みの令が廃止されたので中野他の犬屋敷も閉鎖されそこで働いていた犬屋敷同心たちも配置替え。というわけで犬飼研吾は中町奉行所で町廻り同心として働くことになる。愛犬・お蘭も可愛いし登場人物も魅力的。研吾の父を誰が殺したかという謎(読者はほゞ気付いているのに研吾は気づかないというじれったさ…)やらあれこれ残したまま続編が出ない。どこかの出版社が続編を出してくれるのを注意深く見守りたい。2020/12/23

瀧ながれ

21
生類憐みの令が撤廃された江戸で、かつてお犬屋敷にいた同心・犬飼と真っ白な紀州犬・お蘭が活躍する時代小説。犬飼は父を殺した仇を探していて、お蘭と読者だけがその正体を知っているという状態で巻が閉じるんだけど、続きは?このレーベル、終わっちゃった? まっすぐで人に優しい犬飼の性格が好ましいけれど、まだ若造だし、目障りに思う気持ちもわからんではないなあと思いました。お蘭がお利口でかわいくて悋気持ちでたいへんよろしいです。2020/04/21

mikipon

13
招き猫レーベル。いつのまにか、小6娘まで読んでいるんだけど、いいのか?自分でも、「この頃江戸時代の話ばっかり読んでる」とは言ってますが、渋すぎる。そして、猫レーベルだけど、犬登場。いわゆる警察犬的な活躍もします。そして、男前で性格も真っ直ぐな主人公の研吾。父の仇を捜していますが、読者にもとっくにわかっていて、知らぬは本人ばかりなり、という展開です。なんのために、お蘭を連れているんだか・・・2015/07/13

ううち

12
招き猫文庫なのに犬とは珍しい。警察犬ばりにお仕事をこなし、女の人が近づくと威嚇したり、町で噂になってるのを解って澄まし顔をするお蘭ちゃんがかわゆい!研吾さんがピュアなのでちょっと心配です。2015/08/28

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