出版社内容情報
世の中からチョコレートがなくなった1000年後の世界。
主人公の少女マヤは博物館で、チョコレートというおいしそうな食べ物を初めて見て魅せられる。
「食べてみたい!」とチョコレートを探す旅に出たマヤ。
待っていたのは、「チョコレートとは何か」を知る、感動の出会いだった!
マヤの冒険を通じて、知っているようで知らないチョコレートのことを学べる絵本。
2024年1月刊
内容説明
1000年後の世界。世の中にチョコレートはなくなっていた。少女マヤは本で見た甘くとろけるチョコレートを求め、探検に出た!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
絵本。SFちっくな世界観。3023年のニッポンに住む女の子は、博物館の古い本で「チョコレート」を見て以来、チョコレートを食べてみたくてしかたない。「フライごう」に乗り込んで、町の外に探しに出かける。女の子はふるいロボットに出会い、カカオからチョコレートを作る。「じぶんでかんがえて うごいたら すごいことが できるんだって」▽個性的なイラスト。後ろ見返しに[カカオについて]少しだけ解説あり。2024.1刊2024/02/18
ままこ
67
なんでも便利になりすぎるのは味気ないね。舞台は西暦3024年のニッポン。博物館で見たチョコレートを探すマヤ。なかなか見つからなかったのだけど…。自分で考えて動くことは確かに大切。「フライ号」は可愛いし便利でいいね。個性的で生き生きとした絵が魅力的な絵本。2024/04/19
ヒラP@ehon.gohon
36
100年の昔から思えば、現代は異次元の世界のようです。 残っているものもあれば、すっかり変わってしまったものもあります。 100年後はどうなっているのかを考えた時に、チョコレートが題材なだけに考えてしまいました。 この絵本では、食習慣として扱われなくなったという見方なので安心しました。 環境破壊でカカオの木がなくなってしまっていてら、本当のチョコレートはできません。 チョコレートは、関連づけてフェアトレードやSDGsの題材にもなるお菓子です。 社会はどうなっているんだろうと、深読みしてしまった私です。2024/04/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
20
3024年という未来のおはなしですが、初めにチョコレートを作った人(過去)もこういう感じだったのでは?と想像しました。なぜそれを食べようと思ったのか?どうしたら美味しくなるのか?を考えてくださった方々のおかげで私たちは美味しいものを食べることができます。2024/02/21
takaC
18
これも千葉市美術館でのキャビンカンパニー展にて初読み。2024/11/17