出版社内容情報
夢をアメにして売る不思議なお店、ゆめぎんこう。
店主のぺんぺんと、夢をアメにかえるもぐもぐのもとを訪れたのは、怖い夢をみて眠れないという小さなお客さま。
自分も悪い夢をみるのが怖くて眠れなかったことを思い出したぺんぺんは…?
2021年10月刊
内容説明
ゆめぎんこうは、店主のぺんぺんと、ゆめを食べるもぐもぐの不思議なお店。閉店後、ちいさなおきゃくさまを入口で見つけたぺんぺんは…?
著者等紹介
コンドウアキ[コンドウアキ]
1997年文具会社デザイン室入社。「みかんぼうや」「リラックマ」などのキャラクター原案・商品を担当。2003年退社後は、フリーで「うさぎのモフィ」「ニャーおっさん」「おふとんさん」「ウーとワー」などの作品を制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
62
あのゆめぎんこうの続編が!可愛くて気に入っていたので嬉しいな。今回の行員さんは、とあるひとりのお客さんに特化して頑張ってました。こわいゆめを見ている子も、実は楽しい夢も見ていたから大丈夫。こわい夢の方がどうしても記憶に残ってしまいがちだから私も悪夢ばっかり見る気がするけれど、起きる間際に見ていたのだろうなと思います。バクの仕事結構しんどそうでした。2022/04/01
ゆのん
48
『ゆめぎんこう』に現れた小さなお客様。怖い夢をみるのが嫌で眠れないらしい。店主のぺんぺんとバクのもぐもぐは泊まり込みでお客様の夢を確認してみるが…。ゆめのアメの作り方は『きぎょうひみつ』らしい(笑)怖い夢を食べるのが嫌なもぐもぐと寝不足になってもお客様の為に頑張るぺんぺんのプロ意識が素晴らしい。大人になると『嫌な夢みたな』位で住むが、小さい子供にとったら眠れない程の恐怖。大人になると忘れてしまう幼い子供の思いを軽くみたら駄目なんだな。ぺんぺんのおじいちゃんの言葉がとても良かった。2024/10/05
ぶんこ
48
夢を売る銀行の店主ぺんぺんと、夢を食べるバグが、怖い夢に悩んでいて、ステキな夢の飴を買いたかったけれど、お金が足りないと帰る「ちいさなお客さま」をお茶に招きます。ぺんぺんとバグは「ちいさなお客様」の家についてゆき、夢を見ると・・なんと楽しい夢!しかし最後の夢だけは怖い。バグは苦しみながらも怖い夢を食べます。起きた「小さなお客様」に、楽しい夢も見ていましたよと教えて、その素敵夢で作った飴をプレゼント。「小さなお客様」が、2つの素敵な夢の飴の1つをお店へとの心遣いにグッときました。2022/12/19
よこたん
41
“「あの、どうやってゆめをアメにしているんですか?」「それは、きぎょうひみつです」” 眠っている時にみる夢を選べたならどんなに楽しいだろう。お客さまが見た夢をアメにして買い取って、お店で楽しい夢、美味しい夢、ドキドキワクワクの夢、こわーい夢。。欲しいアメを選んでもらい売る。私も、もう会えない大切な人達と笑いあった夢をアメにして欲しいな。アメとして持っているだけで心強いはず。お店を訪れたちいさなおきゃくさまが、奥ゆかしくてとても可愛くてきゅんきゅんする。大きなプリンの夢のアメを買って私もプリンに突入したい。2023/05/09
anne@灯れ松明の火
29
大好きな「ゆめぎんこう」に、続編が出た! うれしい! 店主のぺんぺんと相棒のバク・もぐもぐは、相変わらずで、お客様のため、夢を買い、夢を売る。パステルカラーの優しい色合いの絵を眺めているだけで、夢心地。優しいお話を読むと、心はほっかほか。 今回のお客様は、怖い夢をみて眠れないというヒヨコさん。さて、ぺんぺんはどうするのだろう? おじいちゃんの言葉が沁みる。ぺんぺんの優しい対応もいい。ラストにはほっこり。 私も怖い夢を見たら、ゆめぎんこうに行こう。#NetGalleyJP2021/10/01