内容説明
翼をいためた天使は空をとべない。けれどパヴァーヌ、それは孔雀の優雅な舞いとそのリズムのように、彼女は風をおこして街をすすむ。天使の瞳が出会ったものは…。三つの才能が美しく響き合い花開いた傑作絵本、登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
来年度の中学生向けの選書。2019/03/24
保山ひャン
1
沢渡朔(写真)、舟崎克彦(文)、宇野亜喜良(絵)。空から落ちてきた天使が、翼をいためて帰れなくなる。天使はほねつぎに行ったり、動物園で鳥に翼のトレードを持ちかけたりするが、うまくいかない。最終的に、画家が絵に描いた風に乗って天使は帰っていくのだが、主人公の画家が「なんとかしてやりたい」と躍起になるのに対して、天使はほとんど画家のことを思っていないようである。それでこそ、天使なのだろう。2015/11/06
綿帽子
1
【図書館】しまいに彼女は、怒りと哀しみのないまぜになった瞳でその場にうずくまってしまうのでした。「あわてちゃだめだよ。じきによくなるから。おとなしくしていないと」2011/06/20