Ｃｏｌｌｅｃｔｏｒｓ 〈１〉

西ＵＫＯ

白泉社（2012/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 138p／高さ 21cm
• 商品コード 9784592710479
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[藤月はな（灯れ松明の火）]

読友さんの感想から気になっていた本を本屋さんを梯子してやっと手に入れました。一見、馬が合いそうになさそうな本好きな忍さんと服好きの貴子さんの仲良しな日常。二人の会話がまんま、本好きな私と服＆コスメ好きな弟の会話に当て嵌まっていたり、名古屋が舞台なので噴きそうになりました。でも相手が自分より夢中なものがあることへの不安などの共にいるからこそ、気づく痛みも丁寧に描かれていていいなと思います。特にあとがきでの「高校時代だと二人は仲良くなさそう」というのが大人と子供での相手への許容量を思い知らされます。

2013/01/29

[イーダ]

こういう最初からラブラブで周囲にも認知されてる百合モノというのは初めて見ました。「となりのロボット」に比べてちょっと読みづらかったですけど、ふたりの言ってる事がすれ違ってるようで微妙に合ってるのが面白いですね。私は黒髪の貴子が好きだなー。エロ描写は無いですけど、このマンガにそれは要らない。「カバー下」のマンガもいいですね。あと、絵が細かいので、これより大きい版で読みたくなりました。

2014/12/10

[こばやし^^*]

ちょっと、これはかなりの作品よ!!リアルレズビアンの身としては、なんてリアルというか理想的というか…特に忍と貴子の学生時代が、自分の学生時代と92％同じで度肝抜かれたww甘々しい作品じゃなく、ほどよく大人な感じがグッとくる。リアル過ぎないトコロもいい。だけど直巳がビアンじゃないのがリアルだけど(笑)たまにいるのよね、ビアンっぽいのに旦那いる人。続編読みたいな♪

2013/06/23

[ひうら]

社会人の日常百合orGL。友人達公認の2人。この世界において同性愛と異性愛と(おそらくは無性愛も)は等価として扱われているのかもしれない。日本が舞台のリアルな物語で女性同士である葛藤を別段必要としてない作品がもっと増えてもいいなと。お互いのコレクターとしての拘りが強いが故、いかに大事に想い合っているかも独特の表現で顕わされている。幕間(fin)の頁の心情描写がすべて秀逸

2017/07/12

[愛迷もこ.]

本に目がない女の子と服に目がない女の子の社会人カップルのお話。ガールズラブものなんだけどすごく自然にナチュラルな空気で存在しているから、このジャンルを普段読まない人でも取っ付きやすそう。お互い大人で自立してるからベタベタした感じじゃないけど、二人がちゃんと好き合ってるのが節々から感じられてかわいかった。忍の本好きトークと貴子の洋服好きトークの温度差が、すれ違いながらもたまに噛み合ってたりするとこも面白い。ほぼ４コマだけど読み応えあるし装丁も可愛いし、カバー裏まで語ってくれる忍さんは本好きの期待を裏切らない

2013/01/16