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出版社内容情報
岩見家の蔵を調査することになった夏目と名取。
そこには“見ると呪われる何か”が…?
「このまま妖のいない世界へ行けるかもしれない」――〈蔵は閉じられた〉。
家の中に異変を感じた夏目。
ニャンコ先生と共にパトロール中、なぜか夏目が人形の姿に!?――〈見知らぬ我が家〉。
2025年4月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
58
つい先日、夫が俄かに「本屋に連れて行って欲しい」(←過保護っぽいですが心臓リハビリ期間のため自力では行けません)というので何事かと思ったら「夏目新刊!!」だった。術後鬱からのV字回復を感じますな♪当然の権利で私がお先に(笑)ヨカですよ今作特に。メインの中篇は「旧家蔵もの」当主没後、開かずの蔵(なんとも萌える響き♪)から怪しい気配がとの依頼を受けた名取さんに夏目君(+斑師匠)が同伴しイチャイチャも控え目に挑みます。結構本格的な隠し呪具&人の業噺で怖いです( ゚Д゚)併載は藤原家舞台の時空大冒険♪表紙に注目!2025/04/24
neimu
42
妖怪(あやかし)が見えるということが、敵対することなのか、祓うことなのか、隣に居るということ、隣人や友人であり得るということとは・・・。「見える」事の意味について、師と弟子との関係について、色々考えさせられる内容だったが、重く苦しいものではなく、読んでほっとさせられる、人間の弱さをすくい取って受け入れてくれる心地よさに満ちていた。やっぱり夏目の世界は良いなあ。知り合いはオカルト漫画というけれど、やっぱりファンタジーの度合いが強いと思うのだが…。人間の心理に分け入って妖怪を絡めるあたり、深みがあるよ。2025/04/13
FUKUSUKE
27
第128~130話「蔵は閉じられた」と第131~134話「見知らぬ我が家」の二つを収録。「蔵は閉じられた」は、レイコらしき女性が描かれた絵の謎を追うべく夏目と名取は拓磨のもとへと訪れる。そこには、呪われたものがあるため長年閉じていた蔵のことを気にする女性、岩見がいた。既に見る力を失った拓磨から依頼をうけて蔵へと入った夏目と名取だが……。柊と掛け軸の妖との関係が重なって、じんとくる。「見知らぬ我が家」は時を渡る妖を退治しようとした大妖が間違って夏目をぬいぐるみに封じてしまい……。藤原家の温もりを感じるお話。2025/04/04
mahiro
25
特装版購入、付録のぬいぐるみ…何やこれニャンコ先生のできそこない?と思って作品を読むとなるほど〜となるニクい演出、いいね。拓磨、その師と岩見の想いと感情の食い違い?の結果の呪い。屋敷の掛け軸や蔵の中の暗がりに潜む妖しの者のゾクッとする瞬間の描写が上手いなぁと思う、ゾッとするけどホラーじゃない味わいがあるのはこの作者ならでは。2025/04/07
Liuche
23
もう読み終わってしまった……ヘチャムクレって何のことかと思いきや、割と深めのストーリーをお持ちで。ほわほわするなぁ。2025/04/26