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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
49
沼地から発見された屍蝋化した遺体にまつわる事件がふたつ。事件に関わった人にとってはそこからの年月の長さとか時効とか関係なく、いつまでもいつまでも残り続けるというところが辛いところ。で…薪も青木の運命の人(?)雪子も、お互いに容赦なさすぎで、見ている方がハラハラする。青木と雪子の仲って進展するかなあ。岡部が出会った兄弟の瑛(あきら)と歩(あゆむ)。お母さんが「あたまのなか」を見るとか…そんな展開嫌だよ。絶対後悔しかないもの。2019/06/05
椿
27
薪の観察力、洞察力、想像力が恐ろしいよ。ちょっと見ただけで、どんな人物が犯人か予想できちゃうなんて。もう一つの事件の、老いた母親の悲壮な決意も苦しかった。この巻は、涙無しには読めない。切ない。キャラクタープロフィールは曽我。坊主頭で素朴なイメージだったけど、やっぱり彼も東大卒。「第九」の皆さんは、ホントにエリートばっかりだなぁ。2016/08/15
青龍
16
レンタル本。「今の私に、まだ何か失うものがありますか」という言葉が、重い。時効が成立していなくても、犯人が甥であったという事実が、彼女を苦しめるだろう。真相がわかり、事件が解決したからといって、遺族が心安らぐとは限らないのは、現実の事件も同様だと思う。それにしても、少年と犬の事故現場に酒...岡部さんらしくて、いいな。2016/08/26
うろん
15
雪子さんの親友を巡るお話。薪さんの育った環境が愛情を惜しみ無く両親から注がれて幸せだったわけではないことが推し測られる。この頃は、雪子さんがプライドの高い嫌な女にしか見えずキライだったな。2016/02/05
サルビア
14
脂漏化した死体が発見される。それは25年も前のものだった。そしてその死体の脳から見えてきたのは、驚愕の事実だった。2016/11/30