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出版社内容情報
紅華歌劇団・100周年運動会がもうすぐ開催!音楽学校生のさらさ達は、ベテラン劇団員・「専科」の皆様と入場行進&ハーフタイムショーの練習をすることに。スピンオフ(男役志望・星野薫の夏休み)も収録!
2016年12月刊。
斉木久美子[サイキクミコ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
58
10年に1度の紅華歌劇団の大運動会への準備を背景にしつつ、沢田千夏・千秋姉妹の話が描かれる。前年に双子の姉の千夏だけが合格するが入学を見送り、今年は姉妹そろって合格したが、その裏には嫉妬心が渦巻いていたということで人物描写に深みが出てくる。実力で判断される紅華歌劇団で双子だからいつまでも一緒というわけにはいかないというところがうまく描かれていたと思う。もう1つは星野薫のガールミーツボーイの話だが、こちらも良かった。かつて紅華歌劇団の娘役だった祖母も孫のことがよくわかっている様子でほっとした。2021/08/02
よっち
42
双子ならではの避けられない宿命とスピンオフで星野薫の夏休み編。それまでは二人一緒でもいつまでも同じわけではないし、違う部分も出てくる。どうしてもそういう難しさが双子にはありますよね。同じような葛藤を抱える星野と同志のエピソードはいい感じにまとまってましたけど、これは今後に繋がってくるんでしょうか(気になる)。2018/09/17
新田新一
35
よく知らないマンガだったのですが、『このマンガがすごい!』にランクインしたので、読むようになりました。「紅華歌劇団」に入団してスターを目指す女の子たちの等身大の姿を描いた傑作。繊細で生き生きとした絵が非常に好みです。主人公以外の登場人物も丁寧に描かれています。この巻では双子の千夏と千秋の葛藤が主に描かれていて、読みごたえがありました。二人が和解する結末はほろりとして、私のようなおっさんでも泣きそうになりました。2025/01/12
本木英朗
29
紅華歌劇団・100周年運動会がもうすぐ開催! 音楽学校生のさらさ達は、ベテラン劇団員・「専科」の皆様と入場行進&ハーフタイムショーの練習をすることに!という3巻である。まだまだ序盤なんだろうね、うん。しかしこの巻では、沢田千夏&千秋のことが出てきて、そこがいいのよね。さらにスピンオフとして、「男役志望・星野薫の夏休み」も入っている。いやいや、よかったよねえ。……というわけで4巻に続く。2021/11/24
日奈月 侑子
22
「同じものを見ていても人によって印象や評価が違ったりするだろう?役と向かい合って何を感じるのか、まず自分で考えるんだ。台本には書かれていないその役の日常を想像したりしてね」「『怒られないでよかった』って思わせないで、怒られた理由を考えさせなきゃダメなのよ!」専科もトップも揃いも揃って格好良過ぎて溜息が出てしまいます。教室で遭遇するシーンはもう「何このイケメン集団…!!」って感じでした。 人に合わせて我慢する事を続けてると、いざという時に爆発量がデカくなってしまうの凄く解ります 一人で謝れた千夏の勇気に乾杯2017/03/01