- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 白泉社 花ゆめC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
69
1巻の発行1976年。私がおっさんとなるのに充分な年月。原因は別として今度は亜弓さんがマヤのヘレン・ケラー稽古状態。あまりに長い年月経てるのでその間読んだ本 【紅天女の視点】→『宇宙からの帰還』の宇宙飛行士やら、『ぬしさまへ』の皮衣様と鈴君・今読んでいる『勾玉三部作』等々頭の中で連想が浮かんでは消えていく。帯の【奇跡の2か月連続リリース】嬉しいが美内先生、栗本薫さんの二の舞はいやですよ。私、著者が【○○ば恋が終わるとは思わぬ】のです。平積みされた場所にマツコ・デラックスの北島先生POP。絶句した。2010/10/02
しゅわ
58
レビュー寄付で一念発起!未完の大河漫画を再読中です。あいかわらず魂の片割れ問題に振り回されているマヤちゃん、紫織お嬢様はストーカーチックにこわくなってきたし、ライバルの亜弓さんは歌子ママまで巻き込んで壮絶な訓練始めちゃったし…大丈夫? 亜弓さん、紅天女をあきらめたくない情熱は見上げたものだけど、さすがに血腫じゃ ちゃんと手術でとった方がイイよ(涙)2014/06/07
藤月はな(灯れ松明の火)
34
著しい視力の低下によって女優生命が断たれるかもしれない・・・、それでも紅天女だけは演じたいという気持ちで空間を把握しようとし、音に頼り、稽古をやり遂げる亜弓。そんな亜弓の決意の硬さを見て泣く歌子さんと娘を案じる母として泣いてくれた母に微笑みながらも自分の意志は変わらないと伝える亜弓の姿に涙。その後のハンデを背負った亜弓への容赦ない女優としての稽古が始まった。もう、本当に彼女には報われて欲しいよ・・・(泣)そして小倉善哉を食べる黒沼さんに和んでいたら彼の本質への鋭さに吃驚。分からないと言っているけど凄い!2014/01/23
さゆ
34
昨日から、可能な限り『ガラスの仮面』を読み続け、ようやくここまで辿りついた。疲れたーーー。目がしょぼしょぼー。しかし、こうやってぶっ続けで読んでみると、美内すずえって、すごい漫画家だなと改めて思う。もう30年くらい書いているんでしょう?それなのに、まったく絵柄とか、変わっていないように感じる。ああ、でも亜弓さん!私も目が痛いよ!2010/11/08
ぐうぐう
29
『紅天女』とは(つまり『ガラスの仮面』とは)、対の物語であり、それを融合する物語であるのだ。成りきり型のマヤと、テクニック派の亜弓という対が、しかし、『紅天女』という舞台を目指す過程で、少しずつ逆転していく構図がおもしろい。失明の危機にある亜弓は、目が見えなくなることで勘を頼りに演技を深め、マヤは『紅天女』の世界観を全身ではあるがひとつの理屈でもって受け止めようとする。それは、相反するふたつのものが両極で繋がり、円環と成す、『紅天女』のテーマを、二人がまさに生きていることに他ならない。2010/10/18