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出版社内容情報
中学生が荒らし行為で訴えられた!
弁護士のドラゴン星川に情報開示請求に対する回答書を作成してもらった西村一家。
だけど結果はやっぱり情報開示されちゃって…?
「絶対大丈夫だって言っただろ!」とドラゴン星川を責める一家だが、星川は「そんなこと言ってませんよ?」と反論し…。
中学生の息子が起こしたSNSトラブルは混迷を極め、一家はまさかの事態を迎える!
誰もが今日にも被害者に、そして加害者になる、現代の闇!
他人事ではいられない誹謗中傷&情報開示請求のリアルドラマ、第4巻
2023年3月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じん
13
今も昔も未成年は大人と比べて世間知らずなもの。その責任をとるのは親の役目。注意すべきことが昔よりもまた増えたということ。学資保険を解約して150万円の解決金を用意するということは、庶民にとっては大学進学を諦めるということ。それが、当事者の子どもにはまだ、わからない。それを教えるのが親の仕事。※その場しのぎのウソは必ずばれるよ、※ただバカなんです、※同じ過ちを繰り返す本当のバカになるんじゃないぞ※2024/01/09
yc
11
知人がネットで誹謗中傷されていたので、参考程度に。正直、この漫画の通り100%アウト(性器の画像を送りつけるなど)をする人はリアルではそんなにおらず、誹謗中傷もギリギリラインを超えない範囲なのが殆ど、というのが私の体感です。知人は実名であれこれ書かれているので相当ストレスが溜まっているんだろうなぁと思います。知人は恐らく訴訟しますが勝ってもこの漫画の通り安いし、相手の名前を知ったところで、という話になるのです2023/05/24
笠
7
3.5 中学生の配信荒らしは一応和解。和解金150万は痛いけど、それでも被害者側からしたら弁護士費用と通院費でほぼトントンなんじゃないかな。加害者の少年にとっては高い勉強代になった。保田は「バカなだけ」と評していたが、この程度のバカは世の中にゴロゴロいると思う。性器写真送り付けまではなかなかいかないけど、誹謗中傷程度ならちょっとネットを覗けばすぐ観測できるし。せめて自分もそんなバカにならないように自戒したい。2023/05/17
アーサー・エリス
6
弁護士・ドラゴン星川に依頼をし、あじぇるに関わる問題を全て終わらせたと思っていた優希だったが、5ヶ月後、西村家にあじぇるの雇った弁護士から通知が届く。それは賠償金150万円の支払要求と、あじぇるに直接対面しての優希の謝罪を求めるものだった。嘘は必ず我が身に戻る…。前巻の感想で「優希には重~い天罰が下ってほしい」と書いたし実際そうなったのだが、優希の一時の欲望によって関係者全てが不幸に落ちるさまを丹念に描いた内容は到底「スカッと」なんて言えるものではなく、救いは優希に更生の可能性が示されたぐらい。(続)2023/10/20
アジ
6
あじぇる編の終わりとなりすまし編の始まり。「バカ」な息子のためにカッコ悪くも誠実に向き合う父親の姿に心打たれた。ただ「他人を傷付けなければバカでもいい」と言う台詞は「いや、あじぇるのこと傷付けてたじゃん」と思ってしまい素直に入ってこなかったな。他の台詞はとても良くて涙が溢れそうになったのに、この台詞でその涙が引っ込んでしまったのが残念。でもこういうキチンと子供に向き合ってくれる大人(親)が現実にもいてくれたら、ネット上のバカな行為はもっと減るのになぁと思う。次のなりすまし編も楽しみ。2023/03/31