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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
118
脳に隠された記憶、秘密。そういったものが他人によって暴かれ公衆の目にさらされる。事件解明のために解剖される身体と意味的には同じであっても、やはり違うものがあるよなと。それと人の見ているものの見え方、見方はあくまでもその人自身のものであり、実物とは違ったりするという当たり前なことにも、あらためてハッとさせられた。1巻から読んできて、今のところ個人的には一番心にズシンっとくるものがあった3巻だったが、どうしても元々美青年の描き方が女性的すぎて男性に見えないので、大勢登場するとすごく紛らわしいのが玉に瑕。2013/08/28
wata
59
一人の猟奇的殺人者のせいで、幸せな兄妹やその場に踏み込んだ挙げ句逃げた大学生達の人生が狂って新たな被害者まで…。本当にありそうな事件で怖いです。2015/09/06
エンブレムT
54
5年前に一体何を見た?そしてその時にとった行動の結果は?今回「第九」の捜査によって浮き彫りにされるのは、「悪」として切って捨ててしまうことのできないような「人の心の弱さ」でした。現実に起きたとしてもおかしくない、身近にすら感じられる加害者と被害者の心の動き。裁判員裁判だったら自分はどう判断するだろう?事件解決後の顛末まで、現実にありそうで苦かったです。・・・可愛いはずの着ぐるみが怖いので、決して癒し系ではないはずなのに天然クーラー状態の薪さんや、何気に天然な青木の発言が妙に面白く感じられましたw2010/10/26
ネギっ子gen
45
【“秘密”は形を変えて姿を現す。時に、残酷に】相変わらず、カラー口絵がイイねぇ~(表紙もまた)。一つの事件のみ収録。過去と現在が交錯する、テーマパークのマスコットキャラ・チャッピーによる連続殺人事件。今巻も、吐くのを耐える青木だった……。前巻は犬、今巻は着ぐるみ。さて次巻は――。薪は青木に、惨殺の現場をこれ以上見ないで帰宅することを命じる。「おまえのように、犯人や被害者に感情移入や共感する人間は“引き込まれ”やすい。狂人の心を理解しようとして一緒に狂う――もし…そうなっても、僕は、引き戻せないから」と――2025/02/01
くりり
38
その後がやるせなない(*_*; ついでに大学生も皆…2013/10/21